2024年12月28日に開幕の第103回・全国高校サッカー選手権。出場48校がトーナメント形式で戦う同大会において、優勝候補のひとつに挙げられているのが“プレミア王者”の大津だ。
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その大津の中心軸を担うMF嶋本悠大(3年)は、今大会の主役候補のひとりである。清水エスパルスに加入内定と、その“肩書き”が示すとおり、同年代でピカイチの大型ボランチだ。
大津では4-4-2システムの中盤センターでプレーするケースが多い。180センチの長身ながらも足もとの技術があり、スライドの大きいドリブルで局面をグイグイと前進させる。視野が広く、利便性も備えてサイドハーフなども器用にこなす“オールラウンダー”だ。
ボックス・トゥ・ボックスのタイプで、元日本代表の稲本潤一をより攻撃的にしたMFとも言えるだろう。すでにプロの世界で通用しそうな技術、戦術眼を併せ持ち、その実力もあってか今年9月にはU-20アジアカップ予選に臨むU-19日本代表のトレーニングパートナーとして招集された。そこで代表スタッフからの評価が高く、12月のU-19日本代表候補合宿にも呼ばれている。
サッカーIQが高く、ポジショニングも秀逸な嶋本が大津を選手権初制覇に導くか。“10番”を背負っての、スケールの大きいプレーに期待したい。
情報提供●松尾祐希(フリーライター)
構成●サッカーダイジェストTV編集部
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