フットサル仕込みのドリブルがトレードマーク。敵の重心をずらすフェイントで観衆を魅了する”流経大柏の魔術師”【高校選手権の主役候補】

 2024年12月28日に開幕の第103回・全国高校サッカー選手権。激戦区の千葉県から出場を決めたのが流経大柏である。

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 伝統のハイプレスからのシュートカウンターで存在感を示すひとりが、MFの亀田歩夢(3年)だ。カターレ富山内定の“魔術師”で、創造性豊かなドリブルがトレードマーク。敵の重心を砕くフェイントは観る者を魅了するほどの華があり、今大会の主役に躍り出る可能性は十分ある。

 中学3年までサッカーとフットサルの“2刀流”をこなし、そこで身に付けた技術は折り紙付きだ。4-4-2システムの左サイドから亀田が仕掛けるドリブル、敵陣深くまで進入してゴール前に蹴り込むクロスはチームの大きな武器。とにかくボールタッチが繊細で、足裏の使い方などは観ていて面白い。
 
 左サイドに限らず、右でもCFでも輝けるテクニシャンは、FWの粕谷悠(3年)、MFの柚木創(3年)、DFの松本果成(3年)らと並ぶ流経大柏の核だ。華麗なプレースタイルでスタジアムを沸かせたい。

情報提供●松尾祐希(フリーライター)
構成●サッカーダイジェストTV編集部

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