史上最多10回目の挑戦でマンゲキ極メンバー昇格のマグリット「みんながお母さんみたいな感じで、がんばれって」

マンゲキで「あのフカフカのソファに腰掛けたい」

──マンゲキのレギュラーメンバーになって、これからやってみたいことは?

田中 お笑い的なこととはまた別で、楽屋でみんなと仲良くしたい。いままでマンゲキのメンバーたちとあまり絡むことがなかったんで、楽屋で一緒にしゃべったり、ゴハン行ったりとか、まずそこから。僕が圧倒的に先輩になっちゃうけど、後輩のほうが経験値が高いから、そこは教えてもらいながら仲良くなっていきたいって考えてますね。

大地 マンゲキの楽屋というか、みんなが溜まるところにソファが置いてあって、劇場メンバーが座ってるんです。僕たち、いままでマンゲキに行っても「UP TO YOU!」組だったんで、あのソファに腰掛けたことがない。みんなすごくリラックスして座ってるのを「ああ、いいな〜」って見ながらいつも立ってたので。そこに1回、心置きなく「よいしょ」っと、どれくらいフカフカかお尻で確かめてみたい。

田中 お笑い的にはマンゲキのスタッフさんは超一流やと思うんです。そのなかでネタができるっていうのはめっちゃうれしいんで、とにかく出番を増やしたいですね。ちゃんと出番をもらえる、っていうのが目標ですね。

──いままで漫才とコントの割合はどうだったんですか?

田中 M-1の時期だけ漫才をするって感じですね。でも、これから漫才にも力入れていきたいんです。腹くくってますし、なんでもします(笑)。

──来年2025年はこうなりたいというイメージはありますか?

田中 僕らはこれまで劇場メンバーに入るためにグランドバトルに挑んでて、今回入らせてもらった。次、2月に僕らは出られるんですけど、今度は劇場メンバーとして10位以内に入れるんやっていうのを皆さんに見せたいです。もちろん1位を目指しますが、ちゃんと10位以内に入って、仕事いっぱいもらうっていうのが1年の目標です。

大地 マンゲキのお客さんが入ってくるロビーの上のところに、たとえばグランドバトルで総合優勝したり、賞レースで決勝に行った、優勝した人たちのパネルがあるじゃないですか。あそこに一緒に飾られたいっていうのが、僕は昔からずっと憧れで。


出典: FANY マガジン

田中 これは話があって、「関西演芸しゃべくり話芸大賞」っていう賞レースがあるんです。関西の若手300組くらいがオーディションに出て、決勝に10組が選ばれる。そこで僕ら今年選ばれてるんですよ。マンゲキでは選ばれたらパネル作ってもらえるんですけど、僕らマンゲキのメンバーじゃないんで、なかったんです。

大地 マンゲキのXアカウントが「決勝メンバー発表!」みたいな感じで、劇場メンバーからは誰々、誰々って出したときも、僕たちはやっぱり載ってなかった。だから、今年は絶対あれに載りたいです。

──将来の夢、目標はどうですか?

田中 まずはお笑いで生活できることが大前提で、やっぱりネタがおもしろいって思われたい。だから定期的にライブができたらいいなって思ってますね。それが評価につながっていくような芸人さんになりたいです。

──キングオブコント獲るぞ! みたいなのは?

田中 それはもうキングオブコントはめっちゃ狙ってます。憧れが強いです。

──M-1とキングオブコントならキングオブコント?

田中 ここ……難しいんよね(笑)。

大地 難しいとこですね、リアルなところで(笑)。

田中 M-1のほうが弾けるんかなと思うんですけど……僕は、M-1を獲りたいです!

一同 (笑)

田中 年齢も重ねちゃって、僕、いま41歳なんです。ちょっとやっぱり弾けたいですね。

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憧れの舞台は『アメト──ク!』とプロレス中継

大地 僕もネタでがんばってっていうのと、ちっちゃいころからテレビっ子でブラウン管のなかの華やかな世界に僕も入りたいっていうのがすごくあった。だからバラエティ番組のひな壇のようなきらびやかなところに入って、僕がしゃべったことがギザギザのテロップになって、赤字でボーンと出たりとか。そういう世界でお仕事できて、生活ができるってところに、憧れがすごくあります。

──じゃあ、いまいちばん出たいテレビ番組は?

大地 いまの話をしながら思い描いてたのは『アメトーーク!』のスタジオでしたね。1回は出とかんとっていう。

田中 僕がパッと浮かんだのはバラエティじゃなくて『ワールドプロレスリング』のゲストとか。プロレスが異常に好きなんで。たまに好きな芸能人さんとか芸人さんが実況の横とかにおるのを見て、あそこに出られたら1個夢かなったなって(笑)。『アメトーーク!』のプロレス芸人とかも、めっちゃ憧れました。「いいな〜!」って、オレも知ってるっていうの、めっちゃありましたもん。


出典: FANY マガジン

──最後に、ファンへのメッセージをお願いします

大地 グランドバトルに何回も負けて心折れそうなときも、がんばってねとか、おもしろかったですって言葉が、めちゃくちゃ支えになったんで、これからは劇場メンバーとして活躍する姿を見せて、恩返しさせていただきたい。芸人という職業は、がんばればがんばるほど笑顔になっていただけると思うんで。「劇場メンバーになる前から応援しててん」とか、「マグリット前から知ってんねん」って自慢してもらえるような芸人さんになりたいなって思います。

田中 僕はホンマに感謝しかないんですよ。グランドバトルで勝てるっていうのはお客さんの票がデカいんで、応援だいぶしてくれたと思うんで。がんばってって声もかけてもらったし、それには本当に感謝してます。ホンマひとこと、ありがとうございます! これからも活躍してる姿を見てほしいって大地は言ってて、その気持もあるんですけど、僕は謙虚になりすぎてて、「怠けませんのでよろしくお願いします」って。ここまで時間がかかり過ぎてるのはそういうことだと思うので、今後、絶対怠けないんでよろしくお願いしますって言いたいです!