国立感染症研究所が12月20日に更新したインフルエンザの流行マップによると、2024年第50週(12月9~15日)の患者報告数は9万4259人だった。前週(112月2~8日)が4万4673人だったため、約5万人の増加だ。なお、定点当たりの報告数は19.06(前週は9.03)となった。
インフルエンザ患者の報告数
(マップは国立感染症研究所のホームページから抜粋)
●引き続き47都道府県で増加
都道府県別での定点当たり報告数は、大分県(37.22)、福岡県(35.40)、鹿児島県(29.00)、愛媛県(28.90)、佐賀県(28.55)、千葉県(24.49)、愛知県(23.82)、北海道(22.58)、鳥取県(21.97)、大阪府(21.79)、広島県(21.79)、長野県(21.55)、島根県(20.82)、岐阜県(20.76)、山口県(20.73)、三重県(20.51)の順。前週に引き続き、全国47都道府県で報告数が増加した。
定点医療機関当たり患者報告数
(グラフは東京都感染症情報センターのホームページから抜粋)
都内流行マップ・保健所別
(マップは東京都感染症情報センターのホームページから抜粋)
12月20日発行の「東京都インフルエンザ情報」では12月9~15日の期間、インフルエンザ定点医療機関からの患者報告数が7256人となった(前週が3425人)。定点当たりは、17.36(前週は8.19/定点)と「流行注意報基準」である10.00を上回った。定点当たりの患者報告数は、都内31保健所管内のうち、千代田と中央区を除いた29保健所管内で10.00を上回った。荒川区では、定点当たり患者報告数が32.43と「流行警報基準」である30.00を上回っている。