2024年もいよいよ終わりが見えてきました。多くの方が気にしているのが帰省時期の天気ではないでしょうか。そこで読売テレビ『かんさい情報ネットten.』のお天気コーナー「スケッチ予報」でおなじみの気象予報士・蓬莱大介さんに詳しく伺いました。

週末は強い寒気が流れ込む! 帰省時期は大雪に警戒を

2024年のクリスマスは晴天でしたね。

そうですね。晴天に恵まれた一日でした。「ホワイトクリスマスだったら……」と期待された方もいたかもしれませんが、実は大阪市での12月25日の降雪は過去30年間(1991〜2020年)でわずか8分の1程度なんです。都市部での白銀のクリスマスは、想像以上にレアなイベントなんですよ。

ちなみに私事ですが、家族からクリスマスプレゼントをもらいました。空柄の靴下です(笑)。

これから年末にかけての天気はどうなりそうですか?

今冬の特徴として、週末に合わせたように寒気が強まる周期性が見られます。年末最後の週末となる27日から29日にかけても強い寒気が流れ込み、特に日本海側では大雪や吹雪となる見込みです。

帰省される方への注意点を教えてください。

最新の交通情報の確認は必須です。特に日本海側へ車で移動される方は、必ずスノータイヤの装備をお願いします。現在の積雪量は平年の約2倍となっており、なだれや屋根からの落雪、除雪作業中の事故にも十分な注意が必要です。

具体的な気温の予想は?

大阪の最高気温は27日から29日にかけて9℃ほどまで下がる見込みです。かなり冷え込みそうですね。

帰省ラッシュと大雪の予報が重なる今年の年末。蓬莱さんが強調するように、事前の気象情報と交通情報の確認が何より大切になりそうです。特に日本海側への移動を予定している方は、十分な準備と余裕を持った行動を心がけてくださいね!

蓬莱 大介(ほうらい だいすけ)

2011年より読売テレビの気象キャスターを担当し、現在は「情報ライブ ミヤネ屋」「かんさい情報ネットten.」「ウェークアップ」に出演中。翌日の天気のポイントをイラストで教えてくれる「スケッチ予報」では、ユーモアあふれるイラストが大人気!

画像/ウェザーニュース、蓬莱 大介 文/筒井麻由