元読売ジャイアンツの高橋尚成氏が、自身のYouTubeチャンネル『高橋尚成のHISAちゃん』でFA移籍した甲斐拓也選手の人的補償選手について持論を展開した。

■人的補償選手を予想

甲斐選手がFAで福岡ソフトバンクホークスから読売ジャイアンツに移籍したことによる人的補償選手を予想した今回の動画。

高橋氏は巨人選手のリストを参照しながら、プロテクト対象者となる28人を予想する。

ネット上で小林誠司捕手が有力候補となっていることには、ソフトバンクに嶺井博希選手が在籍していることを挙げ、「肩も強いし、インサイドワークもしっかりしている。小林選手とかぶっていると感じもするし、嶺井選手のほうが若い」と指摘。捕手を獲得するにしても「若い選手なのではないか」と解説した。

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■小林選手ではない人的補償選手は?

スタッフから「最終的に人的補償選手は誰だと思いますか?」と質問された高橋氏は、「独自の情報」と前置きしたうえで、「ソフトバンクは左ピッチャーが足らないと聞いている」と持論を展開する。

そのうえで「たとえば大江竜聖選手とか。左の変速気味な投手ってあんまりいないので。ワンポイントで使えるということもあるので、大江選手、今村信貴選手、このへんかなと思っちゃいますね。名前を出したくないですけど、一生懸命ジャイアンツのために戦ってきた選手なので」と予想。

また、「キャッチャーなら若い選手を選んでいくと思う」とも語っていた。

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■小林選手を予想する声が…

甲斐選手が抜けたソフトバンクの正捕手争いは、今季サブ的に起用された海野隆司選手と4試合の出場にとどまったものの、ベテランで実績のある嶺井選手の争いになる可能性が高い。

一部ファンからは「2人では心もとない」という声があり、甲斐選手の加入で出場機会の減少が確実な小林選手を獲得するのではないかという見方がある。

一方でソフトバンクが今季終盤リリーフ投手陣に故障者が続出し、打ち込まれたことから、「投手なのでは」という声も。また、九州出身の長野久義選手など、「プロテクトを外れた大物」を狙うという予想も出ている。

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■高橋氏が人的補償選手を予想
(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治