消火器に、サイコロ? レッドブルからフェルスタッペンへのクリスマスプレゼント!

 レッドブルは、2024年シーズンのF1王者に輝き、4連覇を果たしたマックス・フェルスタッペンに、シーズンのハイライトを象徴したクリスマスプレゼントをいくつも贈った。

 レッドブルはまず、フェルスタッペンがブレーキトラブルでリタイアしたオーストラリアGPをフィーチャー。このレースでフェルスタッペンは、ブレーキから出火しながらピットに戻りリタイア。プレゼントの最初の包みを剥がすと出てきた小さな消火器にフェルスタッペンは笑みをこぼした。

 次のプレゼントは、またしてもフェルスタッペンにとって苦い思い出がある品物。マイアミGPのピットストップ時に弾き飛ばしてしまったボラードだ。こんなモノをもらっても……といったプレゼントだが、フェルスタッペンは包みを開ける前から察しがついていたという。

 エミリア・ロマーニャGPとハンガリーGPでレースウィーク中にシムレースを戦ったことにちなんで、ゲームのコントローラーが3つ目のプレゼントに。パスワード付きのアクリルボックスに入っていたコントローラーをいとも容易く取り出して見せたフェルスタッペンは、笑顔で「僕は止められないよ」と話した。来季も引き続き、シムレースを嗜むフェルスタッペンの姿が見られるだろう。

 モナコGPにちなんだプレゼントは枕。その枕には、オーバーテイクできないことにとても退屈していた彼の無線メッセージがプリントされていた。

 カナダGPにちなんでビーバーのぬいぐるみが贈られた他、アブダビGPではまもなく実子が生まれるというニュースがあったため、小さなライオンのぬいぐるみがプレゼントされた。

 悪態をついたことで物議を醸したシンガポールGPでは汚い言葉を使うたびにお金をいれるスウェアジャー(罰金箱)、メキシコシティGPで合計20秒のペナルティを受けた際のテレビインフォメーションをポストカードにするなど、フェルスタッペンにとってはなんとも言えないプレゼントが連続した。

 一方、最後尾から追い上げて優勝したサンパウロGPに関して、ラッキーチャームつきの折りたたみ傘がプレゼントされた。

 最もフェルスタッペンを興奮させたプレゼントは、ラスベガスGPのプレゼント。ギャンブルが有名な街で4連覇を決めたフェルスタッペンに、金のダイスセットが贈られたが、ケースの中のサイコロは5つ。これには「来年のためだね!」と笑顔を見せた。

 フェルスタッペンは「どれも特別だったよ。それ自体は良いか悪いかは分からないけど、シーズンの一部だからね」と締めくくった。

 2025年はレッドブルにとってこれまで以上に厳しい戦いとなると予想されているが、フェルスタッペンが5連覇を果たすのか、それとも……。今から楽しみで仕方ない。