24日放送の『あさイチ』(NHK)にて、気になる洗剤の「消費期限」について専門家が解説した。
■年末の大掃除に
この日の番組では、年末の大掃除に役立つ洗剤の効果的な使い方について特集。
視聴者から「洗剤に消費期限はありますか?」との質問が寄せられると、洗剤を研究する横浜国立大学名誉教授の大矢勝氏は「消費期限というのはあまり(洗剤の裏面にも)載っていないんですけど、だいたい1年以内。その程度で使っていただいたほうがいいです」と解説した。
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■洗剤メーカーの見解
なお、洗剤メーカー各社の公式サイトによると、各種液体洗剤は、未開封品であれば製造後3年が経過しても品質や性能、安全性に問題がないように作られているとのこと。
ただし、各社とも開封後はなるべく早めに使い切ることを推奨している。
また、においや見た目が大きく変わっていたり、固まるなどして溶けにくくなったりしているものについては、洗浄力が低下している可能性があるため、使わないように呼びかけている。
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■「パワーアップ重曹水」
また番組では、重曹は皮脂などの軽めの油汚れに効果的だが、ただ水に溶かしただけでは、コンロ周りなどの頑固な油汚れの掃除には向かないことに言及。
大矢氏によると、重曹を溶かした水を加熱して10分沸騰させるとアルカリ度がアップし、強めの油汚れにも使えるという。
「パワーアップ重曹水」は、水1リットルに対して重曹大さじ1~2杯を溶かし、鍋に入れて中火で沸騰させ、弱火にして10分ほど加熱するとよい。なお、アルミや銅など材質によっては鍋を傷める恐れがあるため、使える材質の物であるか確認してからにするとよい。
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■保存方法について
普段から重曹を掃除に使っているというゲストの塩野瑛久は、「粉のものって固まっちゃったりもするじゃないですか、湿気で。どう扱えばいいのかな」と、保存方法についての疑問を口に。
大矢氏は、「密閉するということ。しっかりと密閉していれば、数年ぐらい変質しないで使えます」と説明。光が当たらない暗所に保存することも効果的だという。ただ、溶かして作った重曹水については、衛生面を考慮して1~2週間程度で使い切るとよいと解説した。
(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ)