デトロイト・タイガースのファンが期待している大型移籍は、今冬まだ実現していないと、現地25日、米スポーツサイト『The Sporting News』が報じた。
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ヒューストン・アストロズでアンドリュー・ジェイ・ヒンチ監督の下でプレーしたアレックス・ブレグマンは、タイガースが獲得を目指している中で最もビックネームの選手だ。MLB公式サイト『MLB.com』マーク・フェインサンド記者は、「ブレグマンの獲得競争はタイガースとボストン・レッドソックスに絞られる」と予測した。
一方、『The Sporting News』はレッドソックスがブレグマンを獲得した場合、左打者の野手に関して難しい決断を迫られると指摘。その解決策として、「ラファエル・デバースを三塁から指名打者に転向させ、契約が3年残っている吉田正尚をトレードする」という案を提示している。
こうした予測があるなか、米メディア『FANSIDED』のマーク・ルエル記者は、今冬の吉田にとって最も適したトレード先を予測する記事でタイガースの名前を挙げている。
ルエル記者は、「今シーズンの躍進後、タイガースは間違いなく優勝を狙っている。吉田はマーク・カナとレフトでプラトーンを組むことができ、故障しがちなケリー・カーペンターの指名打者としても機能するだろう。レッドソックスは、このトレードでメジャーリーグの投手獲得を求めることができるが、B級プロスペクトでも満足するだろう」と見解を示した。
31歳の吉田は、望んでいたようなメジャーリーグでのキャリアを送れていないが、それでも2シーズンで111 OPS+を記録し、依然として打撃能力の高い打者だ。
レッドソックスは、2023年シーズンに吉田と契約した9000万ドル(約141億円)のうち、5500万ドル(約86億円)以上を支払っていない。レッドソックスが本当に吉田を手放したいのであれば、若いタイガースが本当に最適な選択肢かもしれない。
ルエル記者は「タイガースはメジャーリーグのビックチームほどトレードで多額の資金を動かすことはないが、タイガースには明確な指名打者のオプションがおらず、吉田はコメリカ・パークのような広大な球場での打撃成績が良い」と指摘した。
はたして、このトレードは実現するのか。今後の動向に注目したい。
構成●THE DIGEST編集部
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