「仮面夫婦を演じてる…」　家庭内別居はしたけど、完全に離婚しない理由

一見仲睦まじく見える夫婦でも、実は家庭内別居中…という夫婦だっています。なぜそんな状態でも一緒に住み続けるのでしょうか。よく「離婚したら奥さんの方が暮らしていけないから」と生活費の問題が言われますが、離婚しない理由はそれだけではないみたいです。

そこでSirabee取材班は、完全に離婚をしない理由を聞きました。

■向こうが離婚を承諾しない

「何年も前から旦那には離婚したいって言っているのに、承諾してくれない。現状寝る部屋は別々、ご飯の時間も別にしているけど、掃除や洗濯は私のまま…。まぁ家にお金入れてくれるからまだ我慢できる。

共働きなのに家事育児すべて私だから、今更ひとり暮らしが無理なんだと思う。旦那とはもう長いこと口きいてない。お金たまったら出ていくつもり。もう顔も見たくない」（30代・女性）

■財産や親権の関係上

「離婚しない一番の理由は、お金と親権かな…。離婚したら生活費が困るとかじゃなくて、財産とか相続とかそういうお金とふたりの子供の親権で争うのがわかっているから面倒くさい。

友達夫婦も少し前にやっと正式に離婚していたけど、離婚までがめっちゃ長くて大変そうだった」（30代・女性）

■親が離婚反対＆世間体

「うちの親＆旦那の親が昭和な考えの人間だから離婚したくても『絶対ダメ！』で許してくれない…。あと住んでいるのが田舎の集落だから、仮に離婚しても周りの目があって住み続けるのが難しい。

たしかに離婚して別の街にいって働きながら子育てとなるとひとりでやっていく自信がない。死ぬまで仮面夫婦でいなきゃいけないのかなと思うとホント気が重い」（20代・女性）

日本の夫婦の3分1は離婚しているといわれていますが、残りの3分の2の中には離婚したくてもできない人たちが含まれています。多くの場合、結婚よりも離婚の方がエネルギーを使いますからね。

勢いで結婚するのも大切ですが、「離婚したくてもできない…」とならないためにも、仲がいいうちに万が一のときに備え「離婚協議書」を作ってしまった方がいいかもしれません。

（取材・文／Sirabee 編集部・　　　美佳）

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