お笑いコンビ「博多華丸・大吉」の博多大吉が25日、TBSラジオのPodcast番組『大吉ポッドキャスト いったん、ここにいます!』に出演。審査員を務めた漫才師日本一決定戦『M−1グランプリ2024』を振り返った。

■3組のネタ時間を計ったら…

ファイナルラウンドに進出したのは令和ロマン、バッテリィズ、真空ジェシカ。最終投票で大吉を含む5人から票を獲得したのは令和ロマンで、史上初の2連覇を達成した。

ストップウォッチを持ち込んで審査員を務めた大吉。決勝のネタ時間は4分だが、3組を計ったところ、令和ロマン4分50秒、真空ジェシカ4分52秒、バッテリィズ3分50秒だったという。「バッテリィズ面白かったけど。なんかお腹いっぱいにならなかったなと思った。そら当たり前の話で。内容量が違ったの、1分」。

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■令和ロマンに投票した理由

これにより投票時、頭を抱えた大吉。「僕が気にするほど本戦って時間のことあんま気にしてない。なぜならTVショーやから。正直バッテリィズが令和ロマンと同じくらい、もしくはバッテリィズ惜しかったなっていうレベルやったら、バッテリィズを私は優先させようと思った。けど、ちょっと食い足りない感じがあった」と語る。

そこで、大会のキャッチコピー「俺たちが1番面白い」に沿ってあらためて熟考。「『俺たちが1番面白い』。それを感じた、体現してたコンビはどこだろうと思って。考えたらやっぱ令和ロマンかなと。各コンビで差が出るとすれば、やっぱ自信やと思う」と話した。

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■「じつは1番引っかかってた」2本目のネタ

また、「個人的に1番残念に思ったのは…」と挙げたのは、最終決戦でバッテリィズが披露した世界遺産のネタ。

「偉人の名言」を題材にしたファーストラウンドのネタでは、偉人の名言を説明する寺家とおバカキャラのエースで笑いを誘っていただけに「『世界遺産を見に行きたい』って言い出したのがエース君なのが、すごく気になって。さっきまでアホの子やったのに、なんで2本目は世界遺産って言葉を知っていて、しかも興味を示してるんだろうと」と疑問。

「漫才師のセオリーとしては、例えば『いつか海外旅行に行ってみたい』ってエース君が言い出して、ツッコミの寺家君が『じゃあ世界遺産とかどう?』って。それで『世界遺産ってなに?』みたいなほうが、お客さんもしっくり来る。じつは私はそこが 1番引っかかってた」と回想した。

(文/Sirabee 編集部・荒井どんぐり