石破茂(C)週刊実話Web

石破茂首相にとっては、待望のクリスマスプレゼントだったと言えるだろうか。

米国のトランプ次期大統領が来年1月中旬であれば、石破首相との会談に応じることができるとの意向を日本政府に伝えたことが分かった。

全国紙政治部デスクによれば「石破首相は1月上旬にマレーシア、インドネシア訪問を計画しています。通常国会は1月24日に召集する方向です。その合間を縫う形で、1月20日の大統領就任前の会談が実現しそうです」という。

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石破首相は11月に南米ペルー、ブラジルを歴訪した際、帰国途中に米国に立ち寄り、トランプ氏と会談することを模索したが、法律の制約で就任前はどの国の首脳とも面会しないと説明され断られていた。

だが、実際はアルゼンチンのミレイ大統領やフランスのマクロン大統領らと会談を精力的にこなしており、石破首相の面目は丸潰れ。結局、会談は実現する方向となったため、石破首相は胸をなでおろしていることだろう。

はっきりしたのは、トランプ氏にとって面会を優先すべき序列1位は盟友、安倍晋三元首相の妻・昭恵さんだったということ。というのも、昭恵さんは12月15日に米南部フロリダ州にあるトランプ氏の私邸でトランプ氏やメラニア夫人と夕食を共にしていたからだ。

序列2位はSBの孫正義会長

ちなみに、トランプ氏はその際、昭恵さんを通じて石破首相にある書籍を贈呈したという。

「その書籍とは米国で今ベストセラーになっているメラニア夫人の回顧録です。同書には安倍夫妻との交流についても書かれています。『安倍氏を敵視するな』というメッセージなのかもしれません」(政治部記者)

また、トランプ氏にとって序列2位は12月16日に会談し、共同記者会見に臨んだソフトバンクグループの孫正義会長兼社長だったよう。孫氏は米国で1000億ドル(約15兆円)を投資すると発表。会見でトランプ氏は満面の笑みを浮かべていた。

大金を積んでくれる人物こそ真の友…トランプ氏らしい対応である。

石破首相は序列3位に食い込みそうだが、時の首相としては何とも情けない。

「週刊実話」1月9・16日号より