27日放送の『DayDay.』(日本テレビ系)では、発生からまもなく1年を迎える能登半島地震の復興状況について報道しました。
暮らしの再建にはまだ時間がかかる実情を報じ、現地取材したアナウンサーをはじめスタジオメンバーが涙する中で、司会の山里亮太さんが冷静に地元の人々の前向きな姿勢を伝えていました。
■いまだ倒壊したままの家屋
武田真一アナウンサーは、仮住まいに居住し能登食祭市場で働き続ける人々を取材し、「全国の皆さんに届けたい思いはありますか?」と質問。
市場で働く女性は、「食祭市場に来ていただきたいです。能登に来てください。よろしくお願いします」と話しており、お客さんの笑顔を見ることがやる気につながるという心境を明かしていました。
続けて武田アナは、甚大な被害にみまわれた石川県珠洲市に足を運び、いまだ倒壊したままの家屋の様子を言葉を詰まらせながらリポートしていました。
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■渋谷凪咲「恥ずかしい」と涙
武田アナはスタジオで、「この1年、住民のみなさんも行政の職員も、そしてボランティアのみなさんも、本当に一日も早い復旧に力を尽くして来られたと思うんですけれども、それでも豪雨災害もあって、復興への足取りはそれほど進んでいるわけではなく悔しさ無力さを感じました」と、心境を吐露。
渋谷凪咲さんも、「震災が起こった時に私も、寄付をさせていただいて、勝手に自分の中で自分ができることを終えたと思ってしまって…。でも実際に1年経ってこうやってまだ復興できていない姿を見て、勝手に終わらせていた自分がすごく恥ずかしいなと思って…」と涙を浮かべ、「現地に足を運んで観光をしたい」意思を示していました。
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■涙が止まらなくなる武田アナ
武田アナウンサーは、「関係する人たちを増やしていくことが大事なんですね、寄付をする、ご飯を食べに行く、観光でもいいしボランティでも…どういう形でも被災地を思ってね…凪ちゃんのせいで僕も涙が止まらなくなっちゃったじゃん」、ともらい泣き。
スタジオ全体がしんみりした空気になる中で、山里さんは「能登の人たち優しくて、喋っているとこういう状況なのに笑顔で喋ってくれるのね。楽しいのよ」「だからそんなに、『自分たちなんか』と思う必要もなくて、目を向けて心を向けたら優しくしてくれる方々なんで、機会があったら行くでもいいし、関わっていけたらなと思います」と冷静にコメントしていました。
(文/Sirabee 編集部・星子)