海原やすよ ともこによる7年ぶりの単独ライブ『YASUTOMO live 2024』が、11月9日(土)に大阪・なんばグランド花月(NGK)で開催されました。やすともの2人が“いまやりたいこと”を詰め込んだライブは最初から最後まで大盛り上がり。オープニングの漫才以降はすべてコントという、やすともとしては“激レア”なステージの模様をレポートします。
出典: FANY マガジン
秀逸なコントキャラが次々登場!
この日の来場者にはイベントロゴがプリントされたタオルハンカチがプレゼントされ、みなほくほくとした表情で着席。開演と同時に早くも最高潮の盛り上がりを迎え、観客の熱気を一身に浴びた2人は感無量の表情を浮かべます。
鳴りやまない歓声に「お客さんの熱がすごい! 7年ぶりなのについてきてくれて……」と、ともこが思わず涙する一幕も。そして、フリートークをしていると思いきや、いつのまにか漫才に流れ込み、爆笑をさらいます。
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この日は2人にとって“初”が盛りだくさん。「いつもとは違うことをして、新しい一面を見せたい」という、やすともの希望で、オープニングの漫才以降はすべてコントという構成です。やすともが単独ライブでコントを披露するのは27、8年ぶりとのこと。
コントならではの2人のキャラも秀逸です。ともこが謎めいたキャラに扮し、やすよが“女YouTuber”になったかと思えば、事前のキャラ説明のVTRで親近感がぐっと沸くやすよ扮する“細井さん”と、ともこ扮する“長谷川さん”の立ち話「細井長谷川(スーパー編)」は大ウケ。「細井長谷川」は後半にも“お葬式編”で登場し、こちらでは劇場でしか話せない“とある実話”で大いに盛り上がりました。
ともこがマッシュというヘアスタイルにとことんこだわった“ハッピーちゃん”は、謎のダンスで観客のハートを瞬時に鷲づかみ。オフィスの女子トイレでの一幕を描いたコントでは、不意を突いたオチに驚きの声も上がりました。
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「むちゃくちゃ手ごたえあった!」
この日披露した5本のコントの構成はザ・プラン9のお~い!久馬が担当。エンディングでは舞台袖にいた久馬も登場し、「素晴らしかったです!」と絶賛します。また、見学に来ていたラフ次元・梅村賢太郎が舞台に上り、客席を見渡して「すごい景色ですね!」と目を丸くしていました。
やすよはこの日のライブについて、「やったことないものを今日のお客さんにどうしても見てもらいたかった」と語ります。最初は中川家・剛に相談し、久馬に台本を依頼し、この日を迎えたといいます。
これまで『Top of Namba Grand Kagez』や『やすともの黒白歌合戦』といったイベントで成功を収めてきましたが、やすよはここにきて「2人だけでやってみたい」と思ったそうです。そして、この日の単独ライブが急ピッチで実現しました。
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公演中に流されたVTRでも、「漫才はいつやっても楽しいから、30周年を超えたいま、あえていろんなことをしてみよう」と話していたやすとも。やすよは「6月にゲスト出演したテンダラーの結成30周年記念公演『漫才会in大阪』でのコントで、手ごたえを感じました!」と明かしました。
この日のコントについて、やすよは「むちゃくちゃ手ごたえあった!」と満足な表情を浮かべます。ともこも、「お客さんに劇場に来ていただいて、拍手をもらって、笑ってもらえることが自分たちのパワーになります」と話しました。
続けてともこは、「どうしてもなんばグランド花月でやりたかった」と劇場への思い入れも明かしました。そして「このコントを引っ提げて、(東京の)ルミネtheよしもとはどうでしょう!?」と客席に呼びかけると、万雷の拍手が起きました。最後は客席をバックにみんなで記念撮影。やすともの芸人人生に新たな歴史を刻んだ一夜となりました。
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