結婚や出産、転職などなど、ライフステージが目まぐるしく変化する30代。そんな変化とともにチェックしておくマネー対策をご紹介。
子育て中の人なら…
児童手当の枠をチェックしながら、来年に向けて教育費の見直し
児童手当は、今年の10月から第3子以降のもらえる金額が増えるなど拡充があるので、該当する人はしっかり確認を。また、新年度には子どもが保育園から小学校に上がったり、私立校を受験したりすることで、教育費に変化が生じます。教育費は増えていきやすい半面、減らしづらいもの。そこで、年末に来年の予算を決め、思い切って見直してみると、マネープランが立てやすくなります。
副業をしている人なら…
雑所得20万円以上あるなら確定申告の準備
副業を認めている会社も増えてきているので、副業をしている人が増えています。本業での給与収入以外に収入がある場合、確定申告が必要な場合があります。目安は、雑所得が20万円以上。今後、副業を本格的にやっていきたい人は、青色申告の申請をすることも頭に入れておいて。青色申告の申請は、毎年3月15日までに行わないといけないので、自分の副業に対するスタンスを年内に考えておくと◎。
POINT!
初めて確定申告をするなら、無料相談会に参加しておくと理解が深まる!
転職をした人なら…
失業手当や再就職手当をしっかりチェックするとともに、年末調整の準備を
今まで勤めていた会社の分と合わせて、転職先の会社で年末調整をしてもらいましょう。経緯にもよりますが、転職先がなかなか決まらず、退職後に就職活動をしている場合はハローワークで手続きをして失業手当をもらうように。また、失業手当をもらっている最中に就職先が決まった場合には再就職手当を申請することも忘れずに。雇用保険には、いろんな手当があるので、自分で調べてみましょう。
POINT!
失業手当をもらいながら無料で受講できる職業訓練、在職中に一部補助してもらえる教育訓練給付金など雇用保険にはいろいろな補助があるので、自分に合うものを選んで!
教えてくれたのは…大竹のり子先生
ファイナンシャルプランナー。女性のためのお金の総合クリニック「エフピーウーマン」代表取締役。女性向けメディア、新聞、ラジオ、テレビでの監修、金融や女性活躍の促進について講演を行う。