親子70名と一緒にダンス!『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』大橋和也&伊原六花がサプライズ登場したファン感謝イベントレポート

作を廣嶋玲子、絵をjyajyaによる全世界累計発行部数1000万部を突破した同名児童小説を実写映画化した『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』(公開中)。本作より、大橋和也と伊原六花がサプライズ登場したファン感謝イベントのレポートが到着した。


【写真を見る】サプライズで登壇した大橋和也と伊原六花 / [c]2024映画「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」製作委員会
老若男女、幸運な人だけが辿り着ける不思議な駄菓子屋“銭天堂”を舞台に、願いが叶う「ふしぎ駄菓子」を買った人々の顛末が描かれる「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」。2013年に小説刊行が始まると、子どもたちの間で瞬く間に人気を博し、現在も継続刊行中で、2024年4月からはシリーズ新章もスタート。2020年からはアニメ映画化、テレビアニメ化、2022年には第3回「小学生がえらぶ!“こどもの本”総選挙」にて堂々の第1位を獲得した。

公開から10日間が経ち、作品を観た鑑賞者に向けて“ファン感謝イベント”が開催。この日のイベント告知では、公式HPに<キャスト登壇予定>とのみ公表し、35組70名様の親子限定で招待。応募が殺到するなか、“幸運のお客様”のみが都内の閉鎖された小学校に集った。冒頭にMCが登壇すると、新米教師の等々力小太郎を演じた大橋とファッション雑誌の編集者、相田陽子役の伊原からのメッセージ動画が流れ、「キャストは誰が来るのかな~?みなさんが映画で気になったこととかが直接聞けたり、最後には主題歌『願いはぎょうさん』をみんなで踊るんだって!」と、あたかもイベントに参加できないかのような会話が。


子どもたちからの質問に答える“特別授業”も実施 / [c]2024映画「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」製作委員会
そこで「大橋さんは、小学校の先生役なのにこのイベント行かなくていいんですか?」と伊原に指摘されると、大橋はやっぱり直接お礼を伝えに行こう!と提案。「みんな待っててね~!」と動画が終わり、場内がどよめくなか、扉が開き「どうも~!」とサプライズで大橋と伊原が揃って登場。教室はあふれんばかりの黄色い声援に包まれた。

大橋は「お集まりいただきありがとうございます!今日も1日楽しんでいきましょう!」と明るく挨拶をし、伊原は「この距離でお話しできることがなかなかないので、いろんな会話をできたら嬉しいなと思います。よろしくお願いします!」と喜びをあらわにしながらイベントがスタート。

映画が公開してからの周りの反響を聞かれると大橋は、「僕のお父さんとお母さんが観に行ったんですけど、いつもやったらスタンプ5連で送ってくるんですけど、10連で送ってきてくれて楽しかったよって。それくらい楽しくてハートフルな感じもあるし、胸に響くような台詞もたくさんあったのでもう1回観に行きたいって言ってくれました」と話し、伊原も「ダンス部時代の友達とかからめちゃくちゃ連絡が来て、結構変貌していくところのファッションとかぶっ飛びすぎて声が出たって連絡をもらって、結構同年代でも上の年代でもお子さんでも楽しんでもらったと聞けてほくほくしています」と胸をなでおろした様子で語った。


ダンスを得意とする伊原が、大橋とともにダンスをレクチャー! / [c]2024映画「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」製作委員会
そして、ここからは 小学校の教師役を演じた大橋と後輩役の陽子を演じた伊原がアシスタントとして、直接子どもたちから話を聞く“特別授業”へ。仕切りを託された大橋は「みなさんお集まりいただき、本当にありがとうございます!いまから僕らとしゃべりましょう!」と改めて丁寧に挨拶。1人目の質問では、「いま小学6年生なんですけど、卒業式で堂々と話せるコツってありますか?」の質問に、大橋が「自分もめちゃくちゃ緊張しいで、しゃべりってなると緊張するんですけどその時やるのはストレッチ。無になってストレッチしていろんなことが心のリフレッシュになっていいのかなと思うんで、ストレッチしてから行ってください」と真摯な回答。

その後も、「一番好きなシーンはどこですか?」の質問に、伊原は「銭天堂が一番最初に出てくるところ。路地から、ぱーって開けて銭天堂が映るシーンが“始まったな、銭天堂”って思えるから見ていてすごい好きなシーンでした!」と話し、一方大橋は「教卓の前に立った瞬間。生徒たちが僕の方を見ている顔に凄い癒されて、台詞が飛びそうでしたもん。それくらい癒されたので好きなシーンです」と語りながら、撮影の際のエピソードで「生徒役の皆さんから“小太郎先生へ”って寄せ書きをもらって、『また一緒に演技したいです』とか『小太郎先生でよかった』とか書いてもらって、いまも台本の袋(カバー)に大事に入れてます。活力になります」と、当時を回顧する一場面も。

最後に、「紅子さんは、どんな人でしたか?」との質問には、伊原が「近くにいてほしい人ですよね、現実世界にも。ああやって背中をポンと押してくれるあったかい人がいたらもうちょっと生きやすいだろうなと思いますね」と想像を膨らませながら話すと、大橋も頷きながら「先生としてもいてほしいよね。答えっていうよりも助言をしてもらって自分で道を作るやり方なので、すごいいい先生なんだろうなと思います」と小学校の先生を演じた目線でのコメントを寄せ、会場内に集まった子どもたちからの質問に一つひとつ丁寧に答えていった。

そして、主題歌「願いはぎょうさん」にのせてダンスレクチャーも実施。各キャストが主題歌にのせてダンスをするスペシャルMVも公開されているが、なかでもダンスの経験が豊富な大橋と伊原が、ダンスをレクチャーする“特別授業”をする場面も。ゆっくり丁寧に「手は願い事」「ひらひら払って」「猫!」と説明をする大橋。2人の丁寧なレクチャーに「できるー!」と覚えた様子の70名の親子。体育の先生さながらに、上手に教える2人が楽しそうに踊る姿を見て、場内はあたたかな空気に包まれまれた。

締めの挨拶では、伊原が「公開から10日経ってリアルに皆さんの感想を聞きながらイベントをできることを、すごく楽しみにしていたので今日はすごく幸せな時間でした!何回も観ていただけたらと思います!」とコメントし、大橋も「まず銭天堂にご来店いただきまして、ありがとうございました。台詞の一つ一つにもありましたけど、みなさんの心に一つひとつ響いてもらえたらなと思うので、是非何回も観ていただいて、いろんな登場人物が居るのでその方に憑依した感じで見てもらえたらなと思います」と“銭天堂”ならではの挨拶。最後に全員で猫耳を付けて、親子70名と共にフォトセッションをしてファン感謝イベントは幕を閉じた。

文/サンクレイオ翼