近年、日々進化するヘッドの性能を引き出すべく“シャフト”の重要性が高まっている。シャフトも進化が著しく、今や飛距離や方向性を上げるのに適したモデルを手に入れるのはマスト!
「新しいクラブを買ったけど、イマイチいい結果が出ない」なんて人は、もしかするとシャフトによって生まれ変わるかも!?シャフトのフィッティングを得意とする2人のコーチのインプレッションを参考に、あなたが求める最高のシャフトを見つけ出そう!
Mitsubishi Chemical Diamana BB
三菱ケミカル/ディアマナ BB
伝統の「青マナ系」らしいニュートラルな挙動
SPEC:●モデル(フレックス)/BB43(R2、R、SR、S、X)、53(R、SR、S、X、TX)、63(R、SR、S、X、TX)、73(S、X、TX)、83(S、X、T X) ●重量/ 4 3 . 5~8 1 g ●トルク(53・S)/4.9度 ●長さ/1168mm ●調子/中元調子 ●価格(1本)/4万4000円
現代のヘッドに適応した最新の“青マナ”
世界で闘うトッププレーヤーが求める性能をそのまま製品化することをコンセプトとした「Diamana」シリーズ。「BB」はもっともクセの少ないスタンダードな“青”系シリーズの第6世代目だ。
手元からチップまでなだらかな剛性分布で自然にしなり戻り、昨今の高慣性モーメントヘッドでもスイートエリアでインパクトできる。自社開発の炭素繊維「DIALEAD」をバット部に使用。スイング中のシャフト変形を最小限に抑えることで、エネルギー効率を高めている。
大原’s impression
手元より下側、いわゆる「中元」付近がクセなくしなるので、ヘッドの挙動がわかりやすい。2024年シーズン3勝、JLPGA最終戦「リコーカップ」でメジャー初優勝を成し遂げた桑木志帆選手も使用しており、トータルディスタンス1位を獲得しました。先端剛性がしっかりしているので、ティーアップを低めにしてカットめに打ったライン出しでも、スピン量があまり増えません。素材から一貫して製造ができる三菱ケミカルらしい“うまさ”を感じます。
奥嶋:「手元に重量を感じる、いわゆる“カウンターバランス”のようなフィーリングもあります。この効果でヘッドを動かしやすく感じる人も多いと思いますよ」
いかがでしたか? 最新、ディアマナBBのシャフトを試してみてください。
解説・試打=奥嶋誠昭
●おくしま・ともあき/1980年生まれ、神奈川県出身。最先端のスイング・弾道解析器を使い、その研究成果をツアープロやアマチュアにフィードバックするレッスンが好評の人気コーチ。クラブフィッティングにも深い造詣がある。「THE REAL SWING GOLF STUDIO」主宰。
解説・試打=大原健陽
●おおはら・けんよう/1996年生まれ、広島県出身。東北福祉大学ゴルフ部を経て、奥嶋誠昭プロコーチのもとでスイングとギアの知識を深く学ぶ。現在は奥嶋の右腕として「THE REAL SWING GOLF STUDIO」で多くのゴルファーのレッスンやクラブフィッティングを行なっている。
構成=石川大祐
写真=竹田誉之
協力=THE REAL SWING GOLF STUDIO
●商品の問い合わせ/三菱ケミカル コンポジットパーツ本部 スポーツ用品グループ
www.mitsubishichemicalgolf.jp/