「非常に腹立たしいことだ」リバプール専門メディアがレスター戦で2度も長時間を要した“VARチェック”に憤慨!「まだまだ改善の余地がある」

 リバプールは現地12月26日、プレミアリーグ第18節でレスターと本拠地アンフィールドで対戦。開始6分に先制点を奪われるも、前半終了間際にコーディ・ガクポの得点で同点に追いつくと、後半にはカーティス・ジョーンズ、モハメド・サラーがネットを揺らして3-1と逆転勝利を果たした。

 ベンチスタートとなった遠藤航は、2点リードの86分から途中出場。クローザーとして試合を締め、白星に貢献している。

 クラブの専門メディア『empireofthekop』は、「リバプールのファンは感心していない。アンフィールドの観客がレスター戦で激怒した理由」と題した記事を掲載。今節に実施された2度のVARチェックについて、こう振り返っている。

「(VARルームのある)ストックリー・パークの審判団は、カーティス・ジョーンズの得点を認めるというフィールド上の決定を確認した。また、ガクポが(2度目の)ネットを揺らし、副審がオフサイドで取り消した後、ゴールの可能性も検討したが、再度の長時間にわたる審査の結果、当初の判定が維持された」
【画像】ファン必見!世界で躍動する“イケメン&マッチョ”アスリートたちを完全網羅! 続けて、どちらのチェックにも長時間を要した件に関して「2回のVARチェックには合わせて少なくとも5分かかり、アンフィールドのリバプールファンは両方の判定に要した時間の長さに声高に不満を表明した」と記している。

 また近年では迅速にビデオ判定が行なわれているなか、異例ともいえる数分間のチェックに、同メディアが見解を示した。

「判定のひとつがリバプールに有利だったとしても、レッズのファンにとっては、VARによる2回の判定に長い時間がかかったことは非常に腹立たしいことだった。特に、どちらの判定もフィールド上の判定を覆すことにはつながらなかったのだから。

 この技術は、リプレイを確認してから40から45秒以内に識別できる『明白で明らかなエラー』を根絶する目的で導入された。観客を苛立たせているのは、延々と続くチェックだけではなく、ピッチ上や審判員の間で行なわれている議論をファンが知ることができないという不透明性もある」

 VARの導入から6シーズン目を迎えたプレミアリーグ。同メディアは「技術支援の運用にはまだまだ改善の余地がある」と記事を締め括った。

構成●THE DIGEST編集部

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