20代で全身脱毛症に → 一時は“ドン底”も…… オシャレを諦めない46歳ママに「涙が出てきた」「強くて素敵」

 26歳で全身脱毛症になった、現在46歳(※)の女性がすっぴんからフルメイク&全身コーデする動画がTikTokで話題に。メイク技術の高さなどに注目が集まり、記事執筆現在までに3万回以上再生されています。

「そのうち戻るよ」の言葉は「辛いだけかもしれません」

 この動画を公開したのは、約18年前に全身脱毛症となった立場からウィッグやメイクを楽しむ様子を発信しているhazukiさんです。

 今回は、すっぴんの状態からフルメイクしていく様子を披露しており、それと同時に寄せられたお悩み相談に答えました。

 全身脱毛症の立場から発信するようになってから、hazukiさんのもとには同じ症状を持つ人やその家族からメールが寄せられるそうです。先日も母が脱毛症になったという相談者さんから連絡があり、どうやって母を元気付けたら良いのか分からないと悩んでいたことから、hazukiさんは自身が全身脱毛症となった当時を振り返りながらアドバイスしました。

 全身脱毛症となった当時は、深く落ち込み、号泣しながら残った髪の毛を剃刀でそったと明かしたhazukiさん。人生の“どん底”だったその時期から少しずつはい上がり、現在では人生をとても楽しむことができているそうです。

 その経験から「『そのうち戻るよ』とか『気持ちを切り替えないと』という言葉は、本人が受け入れる前はただ辛いだけかもしれません」と相談者さんの母の気持ちに寄り添いながら、「人間って『レジリエンス』っていう『這い上がりの力』が備わっているので お母様もきっと少しずつ気持ちを切り替えて 元の元気なお母さんに戻ると思います」とコメントしました。

 また、相談者さんには、「母に寄り添ってあげてほしい」としながらも、全身脱毛症となった深い悲しみに巻き込まれないようにすることが大事だとも助言。「もしかすると『私が楽しんだりしたら悪いんじゃないか』と引け目を感じることもあるかもしれません」「でもあなたはあたなの人生を一番大切にしてください」と相談者さんにも寄り添い、「自分が元気じゃないと他人は救えません」と伝えています。

メイクテクニックにも注目!

 また、お悩み相談に答えながらメイクする様子も披露したhazukiさん。まずはベースメイクをした後、顔を立体的に見せるため丁寧にシェーディングしていきます。

 その後、ペンシルタイプのアイブロウライナーで眉毛を薄めに描いたら、アイブロウパウダーを全体に乗せます。眉ブラシで整え、今度はリキッドタイプのアイブロウライナーで毛を1本1本描いていきます。

 最後にアイブロウコートを塗ったら、眉毛が完成。まるで本物の毛がはえているかのような眉毛になりました!

 その後もオレンジ系のアイシャドウで目元をいろどり、アイライナーで目力をアップ。ローズ系のチークで顔全体の血色感もアップさせたらメイク完了です。

 この日はマッシュ系のウィッグをかぶり、白Tシャツに黒シースルーのロングチュニック&爽やかなグリーンのスカートを合わせ、かごバッグや胸元のパールのネックレスでスタイリッシュにまとめていました。オシャレだ……!

「救われています」同じ症状患う人からの声も

 この動画には「ウィッグありなし関係なくどちらも最高」「最初美しすぎてエンシェントワンかと思った」「既視感あると思ったエンシェントワンって言われしっくりきました」とマーベル映画「ドクター・ストレンジ」に登場するティルダ・スウィントンさん演じるスキンヘッドのエンシェント・ワンに似ているという声の他、「自然ですごい!」「アイブロウライナーの時点でレベチなくらいうますぎる」「めちゃくちゃ綺麗です」「こんなきれいな左右対称に描けない…すごい…」と、特に眉毛の描き方を称賛する声が寄せられていました。

 また、全身脱毛症というハンデを抱えながらもオシャレを楽しむhazukiさんに「涙が出てきました」「強くて素敵」といった声も。同じ脱毛症を患っているというユーザーからは「この様に発信してくださる方のおかげで救われています」「この動画見て勇気出ました!」という感想が寄せられました。

動画提供:hazuki(@wiglife.hazuki)さん

46歳脱毛症ママがすっぴんからフルメイク&全身コーデしたら

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動画提供:hazuki(@wiglife.hazuki)さん