バルセロナが25年夏に大物を獲得する可能性があるようだ。

　スペイン紙『ムンド・デポルティボ』は現地12月26日、バイエルンのドイツ代表FWレロイ・ザネが、25年夏にバルサに移籍する可能性があると報じた。

　現在28歳のザネは左右のウイングをこなすことができる左利きのドリブラーで、今シーズンはここまで公式戦19試合に出場して５ゴール・１アシストを記録。20年７月に加入したバイエルンとの現行契約は25年６月末までとなっていて、来シーズンの去就が注目されている。

　そんなザネにはリバプールやアーセナル、マンチェスター・ユナイテッドといったプレミアのメガクラブに加え、サウジアラビア方面からも熱視線が注がれている。

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　しかし記事では、ザネ本人が、マンチェスター・シティ時代にプレーした経験があるプレミアではなく、バルサでのプレーを希望しているという。現在バルサの指揮官を務めるハンジ・フリックとは、20－21シーズンにバイエルンで師弟関係を築いていて、その点もプラスに働くだろう。

　バルサは今シーズン夏の移籍市場で、アスレティック・ビルバオのスペイン代表FWニコ・ウィリアムスの獲得を目指していたが断念。Ｎ・ウィリアムスには依然として興味を示しているものの、高額な移籍金がネックとなり、財政難のバルサにとっては手が出しづらい存在だ。

　その点、フリーで獲得可能となるザネは、財政的に悪い選択肢ではない。本職は右ウイングだが、マンC時代は左ウイングでも活躍していて、バルサの補強ポイントにも合致する。

　右のラミネ・ヤマル、左のザネという、独力で局面を打開できる両翼が実現すれば、相手にとって大きな脅威となることは間違いない。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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