現地時間12月27日(日本時間28日、日付は以下同)、NBAのメンフィス・グリズリーズと2WAY契約を結ぶ河村勇輝は、傘下のGリーグチーム、メンフィス・ハッスルの一員として敵地でのサンディエゴ・クリッパーズ戦に挑んだ。
今季Gリーグで7試合(すべて先発)に出場し、平均13.7点、4.4リバウンド、10.7アシストをマークしている河村。そのうち6試合で2桁アシストと見事な司令塔ぶりを披露しているが、この試合はスコアリング面でチームを牽引する。
スタメンで出場した背番号7は、開始から2本連続でショットをミスしたものの、第1クォーター残り9分に3ポイント、終盤には1オン1からシュートチャンスを作り出し、フェイダウェイをねじ込んだ。
第2クォーターも河村は積極的にシュートを放ち、残り6分に右45度付近、2分半にトップ・オブ・ザ・キー、残り50秒には右コーナーから3ポイントを決め、前半だけでチーム最多の14得点をマーク。一時クリッパーズに2桁のリードを奪われたハッスルだったが、河村の奮闘もあって61-64と3点差まで詰めて後半戦へ。
第3クォーターは残り7分45秒の3ポイント1本にとどまった河村だが、第4クォーター開始早々に相手のブロックをかわして左コーナーから長距離砲をヒット。さらに残り2分にはステップバックスリーを叩き込んだものの、ハッスルはチーム全体で27本のターンオーバーを犯し、117-124で敗れた。
河村はチームトップの23得点、フィールドゴール成功率44.4%(8/18)、3ポイントは13本放ち、Gリーグで自己最多の7本(成功率53.8%)を決める活躍を見せた。ただ、司令塔としてはゴール下へのアタックなどでチームメイトのチャンスを何度も作り出すも、味方がシュートを決められなかったり、パスミスでなかなか得点にはつながらず、アシストは2本にとどまった。
ハッスルの次戦は29日、アウェーで再びクリッパーズと対戦する。
構成●ダンクシュート編集部
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