国産ジーンズ発祥の地、児島に1962年に創業したベティスミスのジーンズを革小物職人やハンター、アウトドアプランナーなど様々な職種の人たちに穿き込んでもらった。今回は本誌でも連載中のアラタ・クールハンドさんにその穿き心地を語ってもらった。


アラタ・クールハンド| イラストやロゴ制作とコラム執筆の「描く・書く」を仕事とする。首都圏に残る旧い平屋住宅と、そこで暮らす住人たちを紹介する『FLAT HOUSE LIFE1+2』を出版。自らも工具を握る古家再生事業『FL AT HOUSE planning』を主宰する

アラタ・クールハンドさんが着用しているのは……「711-0019」

14ozのスリムストレート・セルヴィッチデニム。やや厚めの生地でありながら、カーブベルトを採用することでウエスト周りをすっきりと。きれいなシルエットを実現。サイズは31。1万9800円~

脱ぎ履きしやすいジッパータイプ。14ozの生デニムを採用しているため柔らかく、初心者にもおすすめの一本に仕上がっている。

革パッチにはベティスミスのロゴの焼き印。シンプルなデザインなのもベティスミスの魅力のひとつ。経年変化も楽しめるパーツでもある。

自ら裾上げをしてジャストサイズに調整。少しロールアップすることでアクセントになるだけでなく、セルヴィッチならではの耳の確認もできる。靴は珍しいパトリックのレザーブーツ。

(広告の後にも続きます)

残暑が厳しいときも、動きやすく軽い穿き心地だった。

東京と福岡の2拠点生活をおくるアラタ・クールハンドさん。本誌の連載も担当する「書く・描く」を生業としながらも、米軍ハウスなどのリノベーションや再生事業家としての顔を持つ。古着や中古品を好むアラタさんの周りには新品は少ない。そんなアラタさんにベティスミスの新品ジーンズを試してもらった。

「残暑が厳しい時期でした。いつもは大工作業用のボトムスを履いていますが、このデニムはサラッとした肌触りで残暑の厳しい時季も快適でしたね」

ベティスミスのデニムは柔らかく動きやすいのが特徴でもある。自分の体に合ったジャストフィットなシルエットもお気に入りだ。

「オーセンティックなヴィンテージスタイルももちろん好きなのですが、あまりシンプルになり過ぎたりセオリー通りにし過ぎないようにしています。このカーハートのカバーオールも再構築モノで(同社とJunya Watanabeとのコラボ)こんなふうにオーソドックスからちょっと外れたものが昔から好きですね」


冬には保温性・作業性からスリムフィットのMA-1を着ることが多いそう。小屋のテイストともにデニムにマッチしている


古家再生の際は、ざっくりとした寸法や施工箇所はイラスト化して職人たちと共有する。文章も添え本職の本領発揮


「仕事場を自分で建てる」という青写真をコロナ禍に実現。9割を単独で仕上げた小屋には廃材や建築余材がふんだんに使われた

Betty Smith ポップアップスケジュール

1月4日(土)~1月8日(水)

【東京】聖蹟桜ヶ丘京王百貨店

1月10日(金)~1月13日(月)

【東京】新橋とっとり・おかやま館

1月14日(火)~1月20日(月)

【東京】グランデュオ蒲田

1月22日(水)~1月28日(火)

【静岡】松坂屋

2月1日(土)~2月15日(土)

【神奈川】たまプラーザテラス

2月13日(木)~2月19日(水)

【東京】新宿京王百貨店

2月21日(金)~3月2日(日)

【神奈川】港北阪急モザイクモール

(出典/「Lightning 2025年2月号 Vol.370」)