2024年最後のビッグマッチ『Ultimate Party 2024』が28日、東京・両国国技館で行われ、“肉体派俳優”として知られる桜庭大翔(さくらば・はると)がプロレスデビュー。圧巻のパワー全開で自軍の勝利に貢献した。
桜庭は2019年4月に舞台『ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」”東京の陣”』の木兎光太郎役で俳優デビュー。舞台を中心に活動し、今年の12月には『刃牙 THE GRAPPLER STAGE -地下闘技場編-』で花山薫役を演じた。身長187センチで、体重は100キロ超えと、プロレスラーも真っ青の肉体を誇る。
両国大会でのプロレスデビューが決まると、悪の軍団DAMNATION T.Aに加入。この日、KANON&MJポーとのトリオでHARASHIMA&飯野雄貴&高尾蒼馬と対戦した。DDTきってのパワーファイターである飯野とのショルダータックル合戦に打ち勝った桜庭は、チョップを食らってもエルボーで対抗。ラリアット合戦でも競り勝ってみせ、規格外のパワーを発揮した。
最後はKANONが高尾をベトナムドライバーIIで料理。自軍の勝利に貢献する暴れっぷりをみせた桜庭は「俺がDDTに来たってことは、これからはDAMNATION T.Aの時代だ!」と豪語し、「飯野雄貴、いや、その他全員だ。かかって来いや!」とふてぶてしく全方位に宣戦布告した。これに飯野も呼応。「桜庭、パワーは分かったよ。でも、まだ俺には全然及ばない」と言い切ると、「今日はタックルとか色々味わったけど、俺はお前よりモンスターな力を持ってるから。次やったときはもっとバーニングしてやる」と再戦を見据えた。
また、SNSで話題沸騰のダンスパフォーマンス集団「O-MENZ」の隈取もプロレスデビュー戦に臨んだ。平田一喜と組んで大石真翔&彰人組と激突。平田の秒殺負けを経ての再試合で隈取はトップロープ超え変型プランチャを決めるなど驚異的な身体能力を披露。最後はトップロープからエア・ダブルエリオ(変型カンクーントルネード)を決めて大石から3カウントを奪取した。プロレスデビューを白星で飾った隈取は「応援してくれた共犯者のみんなありがとう! この(平田の)メガネに助けられた。(今後は)やらせてもらえるならやりたい」とプロレス継続に前向きな姿勢をみせていた。