誰かからの誘いを断るとき、どうやって伝えるべきか迷ったことあるだろうか? 直接断るのは気まずいけれど、無理に参加するのも避けたい。そんな場面で、「用事がある」という理由を使った経験がある人も…。

■約9割「乗り気のない誘いを…」

Sirabee編集部が全国の10代~60代の男女595名を対象に「人からの誘い」に関する意識調査を実施したところ、全体で90.3%の人が「乗り気でない誘いを用事があると言って断った経験がある」と回答した。

多くの人が用事を理由にして、角を立てずに断る方法を実践していることがわかる。

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■老若男女が「用事」を使う

性年代別で見ても、すべての年代と性別で8割を超える高い割合になっている。

あまり興味のない誘いを断るのに、「用事」という言葉は都合がいいのだろう。

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■友達との食事の誘いを断る

友達からの誘いを用事で断った20代女性は、「友達から『明日の夜、ご飯に行こう?』って誘われたんですけど、その日は家でゆっくりとしたかったんです。ただ断るのに直接、『行きたくない』って言うと失礼かなと思いました。そこで『明日はちょっと、予定が入っていて無理』と伝えました」と振り返る。

相手に配慮しての発言だったようで、「本当はとくに予定なんてなかったんですけど、用事って言うと自然に聞こえますよね。友達もすぐ『そっか、また今度ね』って納得してくれて、その場が気まずくなることもなく終わりました。相手を傷つけずに断れるのが、この理由のいいところだと思います」と続けた。

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■素直に気持ちを伝える方が良い

一方で正直に理由を伝えることが多い30代男性は、「私はできるだけ、どんな誘いでも正直に断るようにしているんです。もちろん相手を傷つけないように、言葉は選びます。『今週は疲れていて、家で休みたい』や『外出する気分じゃなくて…』など、事実を柔らかく言って伝えるんです」

しかし素直に言うのが難しい相手もいると考えているようで、「友達も素直に話すと、『全然気にしていないよ』とすんなりと受け入れてくれます。はっきりと言うことで、関係が深まった気持ちになったこともあって…。嘘をつかずに気持ちを伝えたほうがいいと思うのですが、上司など目上の人だと難しいところかもしれませんね」とも話していた。

(取材・文/Sirabee 編集部・ニャック

【調査概要】

方法:インターネットリサーチ

調査期間:2024年11月13日~2024年11月17日 
調査対象:全国10代~60代の男女595名