・餃子の味は?
さて、何はともあれ気になるのは看板メニューの餃子の味だ。まずは何もつけず本来の味を確かめてみよう。神経を研ぎ澄まして口に入れると……
皮がしっかりとしつつ、要所はパリッとしていて少し甘みも感じる。そして餡は肉汁を撒き散らすとかせず、濃いめの味付けが口の中にじわり広がっていく。
また、餡が喉にスッと消えていく中で肉の旨味も感じさせるあたりがお上手。小ぶりながらしっかりウマく、思わず7個全部何もつけずに食べてしまった。
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・タレで変化する餃子
続いて卓上にある酢醤油とラー油をつけて味変してみたのだが、もう結論から言ってしまうと想像を大きく超えてきた。というのも……
つけただけで中国の風が吹くのだ。おそらくラー油に含まれる花椒粉末の影響だと思うが、これがもうものすごく中国!
いろんなタイプの餃子があるなか、ここまで本場っぽさ全開の中華が一気に香ってくるものは珍しい。それでいて、日本人の舌にも合うよう絶妙なチューニングを味に施しているからクセになる。
結果として、私はビールと餃子の “ハッピーセット” を2周して合計1166円のリアルせんべろで大満足。この安さもまた人気の理由の1つなのだろう。そりゃ行列になるはずだと納得して店を出た。
気がつけばいつの間にか店舗が増えていた「餃子屋 弐ノ弐」。公式サイトにも「通販始めました!」とあるから、まだまだその人気は加速しそうな気配だ。