空気が乾燥する今の季節に手放せないリップクリーム。さまざまな種類のものが製造・販売されていますが、なんとカプセルトイにて薬味風のリップチューブが、12月下旬より登場しました。
ネタグッズ大好きな筆者としては、これは見逃せません。今回はこの「薬味風リップチューブ」を入手し、使用感をレビューしていきます。
今回発売となった「薬味風リップチューブ」は、実は第二弾。夏に発売した第一弾でも登場した「和からし」「おろしにんにく」「柚子胡椒」「生しょうが」「おろし本わさび」に加え、「シークレット」を加えた全6種類のラインナップとなっています。価格は1回300円。
正直どれが出てもネタ感満載ではありますが、せっかくならシークレットを狙ってみたいところ。カプセルの減りもまずまずであるようなので、上限3回と決めて回してみると……なんと3回目で見事シークレットを引き当てることが出来ました。
その正体は「れん乳」。……れん乳は薬味じゃねぇ!というツッコミはさておき、ラメが入ってキラキラしたカプセルもちょっとした特別感を演出していますね。早速持ち帰って、実物をチェックしてみます。
■ 見た目は完全に本物 中身はしっかりリップクリーム
今回筆者が入手したのは、「柚子胡椒」「和からし」そして「れん乳」の3種類。色味も含めて、本物のチューブにそっくり。「特選」の文字が良い味を出しています。「れん乳」にはどこか既視感がある牛のイラストも。
裏面には注意書きの印字(もちろんリップクリームとしての)に加え、本来プリントする必要のない架空のバーコードまで。雰囲気を細部まで再現しようとするこだわりが感じられます。
内容量は7ml、大きさは約7cmで、実際の薬味チューブの半分程度。手の平に収まる小ぶりなサイズのため、持ち運びに困ることはないでしょう。
蓋を開けてみると、太い注射針のような形状のヘッド部分の先端に、小さな穴が空いています。なるほど、中身を押し出して直接唇に塗る、または指にとって塗る仕組みであるようです。
実際に使ってみると……なんともなめらかな塗り心地。それもそのはず、中身はしっかりリップクリームで、信頼に足り得るMADE IN JAPAN。
香りや味に刺激のある薬味感は一切感じられず、少量で唇に十分な潤いを与えてくれます。少しホッとした半面、ネタグッズとしてはちょっと残念なような使用感でした。
なお、パッケージが異なっても、中身はすべて同じ種類のリップですので、特別な狙いがない限りは一回回せば十分と言えるかもしれません。
しかしながら、やはりこの見た目のインパクトは抜群。家族や友人・知人をアッと驚かせるには十分すぎるクオリティのアイテムでしょう。あまりにもそっくりなので、間違って食品にかけないようにだけご注意ください。
(山口弘剛)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2024122904.html