『STARDOM DREAM QUEENDOM 2024』両国国技館(2024年12月29日)
ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合 ○羽南&飯田沙耶vs渡辺桃&テクラ×
羽南&飯田が因縁のテクラを下してゴッデス王座初戴冠。飯田は「スターダムのタッグの象徴は私たちwing☆goriだ!」と力強く宣言した。
“wing☆gori”羽南&飯田はタッグリーグを制覇。年末の両国大会でゴッデス王者の桃&テクラに挑戦することになった。
タッグリーグ公式戦ではリングアウトながら羽南&飯田が勝利していたが、極悪軍団H.A.T.E.に所属する王者組は前哨戦で大暴走。テクラは12・1上越大会で男性スタッフを暴行したため、出場停止処分を科せられていたが、処分が明ける前から羽南を連日襲撃。12・22八王子大会では羽南&飯田の顔面に黒スプレーを浴びせてKOしていた。
ゴングを待たずに羽南&飯田が奇襲。場外戦に持ち込むが、桃&テクラは観客席に叩きつけて鎮圧する。あっと言う間にペースを奪うと、テクラが一方的に羽南を暴行した。
5分過ぎまで攻め込まれた羽南だったが、反転式ダイビングボディアタックで反撃に成功。あとを受けた飯田がパワフルな動きを連発して試合を立て直した。体力を回復させた羽南が再登場すると、再び守勢を強いられたものの、飯田の加勢を受けると躍動。場外に転落した王者組めがけて、羽南はコーナーからプランチャを敢行した。
ここがチャンスと、羽南はテクラを攻め立てて、得意のバックドロップの体勢に。しかし、テクラは投げさせない。桃との連続攻撃で巻き返すと、テクラはバズソーキックを羽南にぶち込んだ。飯田が割って入って逆襲に転じるが、王者組も同時に側頭部を蹴り飛ばして、4選手が大の字になる。
必死に立ち上がった羽南はエルボーをまたも連発して、「テクラ来いよ!」と絶叫。ドロップキックは避けられてレフェリーに誤爆すると、無法地帯になったのいいことに桃がバットを投入するが、羽南は上手く避けて、テクラへの誤爆を誘った。飯田が飯田ロケットで飛び込み、桃を分断すると、羽南はセブンティーンで丸め込むが、レフェリー不在のままで幻の3カウントに。
反撃に出たテクラは得意のスピアーを狙うが、飯田が身を挺してパートナーを守る。羽南は盟友の気持ちに応えようと奮闘したものの、屈しないH.A.T.E.コンビは2対1の状況を作って再び主導権。その後のピンチも飯田が献身的にカットに入るが、王者組は羽南にサンドイッチハイキックをぶち込む。
羽南は大ピンチを迎えたものの、またも飯田が急行した。そして、コーナーに上がったテクラに達者でな!(変型キン肉バスター)をズバリ。すかさず羽南はバックドロップで桃を排除すると、返す刀でテクラにもバックドロップホールドを繰り出して、ワンチャンスをものにした。
羽南&飯田が歓喜のゴッデス王座奪取。タッグリーグ制覇に続いて、新たな勲章を手にした。マイクを持った羽南は「勝ったぞ! 飯田さん、ベルト獲った!」と叫んで飯田を抱擁。「2人で獲ったベルト…。私たち今年いろいろあったけど、私たちが最後勝ったよ」と喜びをあらわにした。
飯田も「ゴッデスのベルトを獲りました! タッグリーグ優勝して、ベルトもこうやって獲って。スターダムのタッグの象徴は私たちwing☆goriだ!」と宣言。「2025年来年、もっともっとこのゴッデスのベルトを輝かせて、自分たちもっと上に行きましょう。来年もwing☆gori暴れ羽ばたいていくんで、皆さん見守ってください。wing☆gori、レッツ・ゴー!」と来年に向けて気合いを入れた。
バックステージでも、羽南は「テクラにいろいろいろいろ言われたけど、最後勝ったのは私だから。また私のバックドロップホールドが受けたくなったら、私の前に来てください。その時はまた何回でも戦ってあげます」とテクラに通告。飯田が「自分らがこのベルトを巻いたことで、よりSTARSとして活気づいていきたいなと思っているので。wing☆goriとしてのタッグだけではなくて、STARSとしても2025年は頑張っていきたいと思ってます」と意気込むと、羽南も「STARSを2人で立て直します。私たちがSTARSを引っ張っていきます。2025年、STARSの年にします」と予告した。
【試合後の羽南&飯田】
▼羽南「wing☆goriがゴッデスのベルト獲りました! テクラにいろいろいろいろ言われたけど、最後勝ったのは私だから。また私のバックドロップホールドが受けたくなったら、私の前に来てください。その時はまた何回でも戦ってあげます」
▼飯田「2人とやり合って、メチャクチャいろんなことされて。だけどもwing☆goriは絶対に負けないし、屈しない。本当に何があっても2人で助け合って、このベルトを巻くことができました」
▼羽南「でも、2人で頑張ったけど、ユニットとしても」
▼飯田「今のSTARS、良くも悪くもだいぶ落ち着いてしまっているので。自分らがこのベルトを巻いたことで、よりSTARSとして活気づいていきたいなと思っているので。wing☆goriとしてのタッグだけではなくて、STARSとしても2025年は頑張っていきたいと思ってます」
▼羽南「STARSを2人で立て直します。私たちがSTARSを引っ張っていきます。2025年、STARSの年にします。あれ言う? 2025年に向かって…」
▼飯田「暴れ羽ばたけ」
▼羽南&飯田「wing☆gori、レッツ・ゴー!」
