ハースF1小松礼雄代表の手腕を地元米メディアが高評価!チーム内の変化も強調「コマツがハースを掌握した」

 ハースF1チームは2024年シーズン、コンストラクターズランキング7位の成績を残し、最下位に沈んだ前年から大きな躍進を遂げた。後半戦では9レースでポイントを獲得するなど、シーズンを追う毎に安定感も増していった。

【画像】米女子プロレーサー、リンジー・ブルワーのインスタ投稿を一挙お届け! シーズンオフの現在、小松礼雄代表への称賛の声が相次いでいる。今季よりハースを率いる立場となり、様々な面でのマネジメントにおいてその手腕を発揮し、チームを好転させた。来季への準備を進めている現在も、海外メディアより高い評価を送られている。

 米スポーツサイト『THE SPORTSRUSH』では、今季のチームの動向を伝える中で、「アヤオ・コマツがハースを掌握」と評しており、「チームが潜在能力を発揮することに成功した」と指摘する。さらに、「アヤオ・コマツが代表に就任して以来、ハースのエンジニアたちは状況をうまくコントロールしている。彼は車両のアップグレードやドライバーのパフォーマンスに関するフィードバックを伝える新たなシステムを導入。この簡単な手続き上の改善が、2024年に効果的なアップグレードを生み出す助けとなった」などとチーム内の変化を振り返った。

 また、米メディア『Last Word On Sports』でも、「ハースF1が2024年にコンストラクターズランキング7位を達成できたのは、コマツの指導によるところが大きい。この結果はチームにとって2018年以来の最高成績だ」として、今季の結果を称えている。

 さらに、「F1で最も少ない予算と人員にもかかわらず、ハースは定期的にポイントを獲得した」とチームとしての活動内容を称えるとともに、「コマツが導入したさまざまな変更が即座に効果を発揮した。シーズン中の開発、戦略、レース運営全般が顕著に改善されている」などと賛辞が並んだ。

 同メディアは、来シーズン以降を見据えてシーズン中に発表されたトヨタとのパートナーシップ締結にも触れ、「大きな後押しとなることは間違いないが、それだけでは不十分だ」と主張。加えて、「コマツのリーダーシップには疑いの余地がない。しかし、ジーン・ハースが2024年の成功を足がかりに必要な投資を行なうかどうかが問題だ」とチーム体制のさらなる強化が必要だと訴えている。

 小松代表が指揮を執ったハースは、中堅チームの中でも大きな存在感を示す一年を送った。トヨタやフェラーリなど、ビッグネームとの協力関係も注目されるなか、来季は上位進出へのより大きな期待に包まれるシーズンとなるはずだ。

構成●THE DIGEST編集部

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