漫画家の卯月ようさんの愛猫は、年を取ってから鳴きながら徘徊することが増えてきたようです。昔は人懐っこく大人しい性格だったため、卯月さんは不思議に思います。耳が遠くなったことに原因があるのかもと気付いた卯月ようさんは、愛猫が鳴く理由も少しだけ分かったようで……。作者の卯月ようさんにお話を聞きました。
年老いてから大きな声で鳴くことが増えた愛猫(卯月ようさん提供)
【マンガ本編】年を取った愛猫が大声で鳴くように 飼い主が考える理由が泣ける!
飼い主と愛猫との絆に「感動」
漫画家の卯月ようさん(@yo_yo_yo_u)は人が大好きな愛猫と暮らしています。年老いてしまった最近は、大声で鳴いて徘徊するようになり、愛猫はどこか不安げな様子です。卯月ようさんが考えるその理由は、耳が遠くなり、人の気配を感じられなくなったからだといいます。愛猫が見えている世界は昔とは違っていることを想像すると……?
卯月ようさんによるエッセイマンガ『老猫が大声で鳴く理由』がX(旧:Twitter)上で公開されました。読者からは「うちも老猫です。残された時間をなるべく快適にしてあげたいです」「やだ、泣いちゃう……」「分かる、いつまでも甘えておくれ。手をかけさせておくれ。ずっと一緒にいておくれ」などの声があがっています。
卯月ようさんは漫画家として活動しており、SNSでは主に猫のマンガを投稿しています。
作者の卯月ようさんにお話を聞きました。
ーー愛猫の気持ちを大切に考える優しい卯月さんのお人柄が伝わってくるマンガでした。この子の性別や性格について教えて下さい。
性別はメスで、性格はおっとりですがどっしり構えていて老いても食への執着は衰えないおばあちゃん猫です。
どうやら耳が遠くなったことで周囲の様子を感知しづらくなったようで……(卯月ようさん提供)
ーー猫に題材にしたエッセイマンガや創作マンガを多数描いておられますね。猫を描くときに気をつけていることやこだわっているポイントがあれば教えて下さい。
猫をリアルタッチで描くときはヒゲを大事にしています。線の入り抜きや方向、長さなどに気をつけて一本一本心を込めて描いています。個人的に猫のヒゲは欠かせないチャームポイントであると思っています。デフォルメするときは、自分の好みになりますが丸っこく描いていると思います。
ーー共感の声が寄せられています。反響に対し、どのように感じていますか? またコメント欄で、特に印象に残った読者の声について教えて下さい。
老猫を飼っている方、飼っていた方々から共感していただけたのがうれしかったです。また、大声で鳴いている老猫さんの動画を送ってくれる方もいました。それが、私が昔一緒に暮らしていた老猫とまさに同じ声で懐かしく思うと同時にこの味わい深いかわいさ、やっぱり老猫はいいなぁと改めて思いました。