『GLEAT Ver.14』TOKYO DOME CITY HALL(2024年12月30日)
○ブラスナックルJUN&河上“ファイヤー”隆一&クリス・ヴァイスvsクワイエット・ストーム&岩崎孝樹&KAZMA SAKAMOTO×

　岩崎を造反させた半グレ軍がBULK ORCHESTRA狩り。河上は「来年、新年早々、お前らBULK ORCHESTRAを解散まで追い込んでやるからな」と予告した。

　激しい抗争が続く半グレ軍とBULK ORCHESTRA。年末恒例のTDCホール大会では、河上&JUN&ヴァイスとKAZMA&ストーム&岩崎が6人タッグマッチで対戦した。

　半グレ軍が奇襲したものの、引かないBULK ORCHESTRAは元同門の河上に集中砲火。連続ラリアットなどで圧倒した。防戦一方となった河上だったが、場外からJUNがストームの足をすくって追撃を妨害。一転して半グレ軍が反撃へ。河上とJUNは場外でKAZMAと岩崎を暴行。リング上ではヴァイスがストームを攻め立て、余裕タップリに腕立て伏せを披露した。大ダメージを負った岩崎はリングに戻ってこれない。

　半グレ軍は孤立したストームを一気呵成に追い詰める。ストームが反撃に出ても、河上が場外からパイプイスで一撃。JUNは顔面をかきむしって追い討ちをかける。粘るストームはスパインバスターで反撃。ようやくKAZMAにタッチした。

　ダブルハンマーパンチで半グレ軍をナデ斬りにしたKAZMAは、JUNをニーアッパーでカチ上げる。さらに、場外の半グレ軍3人めがけてトペコンヒーロを敢行。ストームとともにJUNを追い詰め、ラリアット&延髄斬りのサンドイッチ攻撃もさく裂した。

　ストームがヴァイスを、KAZMAが河上を返り討ち。KAZMAはハーフパッケージドライバーでJUNを仕留めにかかる。だが、JUNは顔面をかきむしって抵抗。ブラスナックル攻撃は不発に終わるが、レフェリーとの交錯を誘って無法地帯を作り上げた。

　KAZMAは急所蹴りでJUNを、イスを持った河上を延髄斬りで撃退。イスを奪い取って殴り飛ばしにかかった。だが、いつの間にかセコンドについていた黒覆面が乱入し、パイプイスで一撃。マスクを脱ぎ捨てると、中から出てきたのは試合途中まで仲間だったはずの岩崎だった。すかさずヴァイスのパッケージドライバー、岩崎のバックドロップからJUNのブラスナックル攻撃がクリーンヒット。半グレ軍が3カウントを奪い取った。

　まんまと勝利をもぎ取った河上は「おい、見たか。岩崎はな、俺たち半グレがBULK ORCHESTRAに送ったスパイだ。ざまあ、見ろ」としてやったり。ブーイングに「うるせえ、お前ら」と言い返すと、「来年、新年早々、お前らBULK ORCHESTRAを解散まで追い込んでやるからな。楽しみにしとけよ」と予告した。

　そしてバックステージで河上は「こいつはよ、次の1月のGLEAT大阪大会からロック岩崎で出るからよ。まだまだこれからグレたいヤツは…いや、反GLEは増えていくぞ」と宣言。「BULK ORCHESTRAはな、この俺が作ったんだ。そして、この俺がぶっ壊す」と言い切っていた。

【試合後の河上&JUN&ヴァイス】

▼河上「ざまあねえな、KAZMA。この岩崎はよ、さっき言ったように俺らがお前らバルクに仕込んだスパイだ、このヤロー。こいつはよ、次の1月のGLEAT大阪大会からロック岩崎で出るからよ。まだまだこれからグレたいヤツは…いや、反GLEは増えていくぞ。おいGLEAT、チンタラやってんじゃねえぞ。BULK ORCHESTRAはな、この俺が作ったんだ。そして、この俺がぶっ壊す。なあ? ジュン」

▼JUN「ああ、そうだ。GLEATはザコばっかだよ、おい!」

▼河上「楽しみにしてろよ。ぐちゃぐちゃにしてやるぞ」