『ゼンニチ大晦日2024』国立代々木競技場第二体育館(2024年12月31日)
○大森北斗&サイラス&ジャック・ケネディvs斉藤レイ&“ミスター斉藤”土井成樹&セニョール斉藤×
斉藤ブラザーズが北斗軍に敗戦。観客ジャッジには完勝し、「第52回紅白プロレス合戦」を制した。
今年、抗争を繰り広げてきた斉藤ブラザーズと北斗軍。年内最終戦でレイ&土井&セニョールと北斗&サイラス&ケネディが激突した。しかも勝敗は観客が“どちらがカッコよかったか”を判定するもの。レイと北斗は“負けたら女装YouTube1時間生配信”に合意していた。
「半月板損傷」のため欠場していた土井はこれが全日マット復帰戦。「俺やろ!」とおなじみの叫びをあげた土井は北斗軍の集中砲火を浴びながらも、低空ドロップキックでサイラスを止めて打開してみせる。レイはダブルチョップを連発するなどサイラスを真っ向勝負で押し込んだ。
だが、レイが分断されると流れは北斗軍へ。土井とセニョールがサイラスの両腕ラリアット、リバーススプラッシュを食らうと、最後は北斗のナルシストプレスによってセニョールが3カウントを聞いた。
試合は北斗軍が勝利したが、観客判定は意外にも斉藤ブラザーズにファン歓声が集中。敗れながらも第52回紅白プロレス合戦を制した。「3カウントのゴング気にするなよ。最後の拍手、あれがすべてや。紅白プロレス合戦言うて、紅組全員コスチューム見てみろ。赤で統一してるやろ。あいつら白組、バラバラやんけ」と勝ち誇った土井は2025年へ向けて「ちょっと俺の計画が狂ったから、もう1回所属選手と全員やったろうやんけ」と防衛ロード仕切り直しを宣言。レイは兄ジュンの三冠獲りに勝利のバトンを渡し、「俺はあいつがしっかりとベルトを獲ってくれると信じている! 来年も暴れ回ってやるぜ。楽しみにしてろ。フォー!」と確信しつつ来年へ向けて予告してみせた。
【試合後のレイ&土井&セニョール】
▼土井「見たやろ? 勝った勝った勝った! あの3カウントのゴング気にするなよ。最後の拍手、あれがすべてや。紅白プロレス合戦言うて、紅組全員コスチューム見てみろ。赤で統一してるやろ。あいつら白組、バラバラやんけ。ブリーフはいてこいや、コラ。それから、俺が怪我している間に、オールジャパンからこの世界ジュニアのタイトル返上要請があったけど、なんで返上せなあかんねん。俺はスピード復帰したやろ」
▼セニョール「シー!」
▼土井「シー! まあ、ちょっと俺の計画が狂ったから、もう1回所属選手と全員やったろうやんけ。シー!」
▼セニョール「シー!」
▼レイ「なんだ、今の紅白ルールはよくわかんねけど、俺たちの勝ちだな。最後にいい終わり方ができたぜ。まあ、2024年いろいろあったな。最後にミスターがしっかり復帰して、そしてこの後、兄・斉藤ジュンが三冠のベルトに挑戦するぜ。俺はあいつがしっかりとベルトを獲ってくれると信じている! 来年も暴れ回ってやるぜ。楽しみにしてろ。フォー!」