新内閣が発足する際、首相や閣僚らが赤いカーペットが敷かれた官邸の階段に並んで、写真を撮影することが通例となっていますが、これを題材にしたブラウザゲームが登場しました。その名も「The 内閣」。

 階段上を左右にスクロールするカーソルを適切な場所で止め、政治家を配置。階段1段につき5人を配置し、これを5段分、計25名の政治家を並べれば見事クリアとなります。目の付け所が斜め上すぎる……!(誉め言葉)

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 「The 内閣」は、12月23日から開催中のオンラインゲームコンテスト「Unity1週間ゲームジャム」に投稿されたゲーム。同じく珍ゲーとして話題になったニンテンドースイッチ用ソフト「ケツバトラー」の開発者である「トモぞヴP」さんが制作し、Unityroom上ではもとより、Xでも15万件ものいいねを集めるなど、大きな注目を集めています。



 ゲームをスタートすると、ニュース番組の速報風の画面が現れ、チュートリアルなどは一切なく、いきなりプレイが始まります。まさしく「習うより慣れろ」のストロングスタイル。政治家同士がぶつかってしまうと、即座に総辞職=ゲームオーバーとなり、初めからやり直しとなるので、前列から慎重に並べていきましょう。

 何度かチャレンジしてみたのですが、これがなかなかどうして難しい。1段目は割と難なく並べられるのですが、段を重ねるごとに動くカーソルのスピードが上がるので、より政治家を並べるタイミングがシビアになっていきます。内閣発足って大変なんですねぇ……。



 また、政治家同士がぶつかる以外に、階段の端から落下しても総辞職となるため、あまりに外側を狙いすぎるのもNG。とはいえ、安全な真ん中に配置してしまうと、今度は5人並べるのが難しくなってしまうというジレンマ……ああっ、イライラする!



 何度か繰り返しているうちに、PC環境のプレイに限界を感じたため、スマホに切り替えて再度プレイ。攻略には個人の好みでいろんなスタイルがあると思いますが、筆者は右側から順に配置していくのがやりやすいことを発見しました。



 段が増すごとに焦る気持ちを抑えつつ、落ち着いてプレイすること10分ほどで、ようやくクリアすることが出来ました。エンディングでは、階段に並んだ25人の政治家たちが、サンバのリズムに合わせて陽気にダンシング。これから始まる明るい政治を予感させます。



 珍ゲーであり、ゲーム性は割とシビアではありますが、単純明快かつわかりやすいルールで、老若男女問わず誰でも遊びやすい内容となっています。ゲームは無料で、PCまたはスマホなどからプレイ可能。ちょっとしたスキマ時間に、遊んでみてはいかがでしょうか。

<参考・引用>

Unityroom「The 内閣

(山口弘剛)

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛‌ | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2024123103.html