東海大相模DF佐藤碧、“衝撃の飛距離”ロングスローの秘密。強豪・野球部からアドバイス「投げる前に肩を温めるように言われて」【選手権】

[高校選手権・2回戦]東海大相模(神奈川)2−1 草津東(滋賀)/12月31日/Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu

 東海大相模は12月31日、初戦となる選手権の2回戦で草津東と対戦し、2-1で逆転勝利。3回戦へと駒を進めた。

 先制される展開も、前半37分に左CKの流れからMF長井隆之介がヘディングでネットを揺らして同点とすると、終了間際の後半40+4分にDF佐藤碧が劇的な逆転ゴールを挙げた。

 勝利の立役者となった佐藤碧が輝いたのは得点だけではなかった。ロングスローで何度もチャンスを創出した。

 なかでも驚きのあまり会場がどよめいたのが後半13分のシーン。敵陣中央付近、右サイドでのスローインで、佐藤碧がロングスローを供給した。投げられたボールはボックス内に落ちることなく、そのままゴールの枠内にまで飛んだのだ。予想外の出来事に相手GKも弾くことしかできなかった。
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 衝撃の飛距離を叩き出したロングスローは、日々の研究の賜物だという。

「ロングスローの練習は、とにかく球数をたくさん投げる。ただ試合の中に投げ過ぎたら肩が痛くなるので、しっかり(ボールを)風に乗せるというのと、回転をかけることを意識しています。手とボールの感覚を確かめたり、歩幅もしっかり調整できるように練習からいろんなパターンをやっています。

 バックスピンのような縦回転をかけると風に乗る。今日もうまく風に乗せられました。あといっぱいお客さんもいたので、アドレナリンが出た部分もあります(笑)」

 ただ単純にトレーニングをしているだけではなく、強豪である野球部のメンバーからもアドバイスをもらっている。

「(野球部から)投げる前にしっかり肩を温めるように言われて、試合前に筋肉を温めることをしています。野球部では藤田(琉生)と仲良くて、彼は教えてくれないのですが、主将の木村(海達)からは結構、教えてもらっていますね」

 選手権初出場の東海大相模には、競技の垣根を越えて野球部の協力もあるようだ。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

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