ジャンボ〜! 年の瀬だけど、ケニア代表のポテト評論家でもある私が食べるのはもちろんポテト。
今回行ってみたのは、アフリカはケニアの首都ナイロビの、南バイパス沿いにある高級レストラン「モメンタムディッシュ 〜他では味わえない味〜(momentum dishes ~A taste like none other~)」だ。
【メニュー画像】ポテトだけでこんなにも種類がある! ポテト専門店もビックリの充実度だ。
レストランに入ると、スタッフはとてもフレンドリーで、私を優しく迎えてくれた。
その後、スタッフさんが「お好きなものを選んでください」とメニューを差し出してくれたので、私は間髪入れずに「ポテト1つだけで」と伝えた。
孤高のポテト評論家として活動している私にとって「ポテト1つだけ」は、もう慣れっこでもあり何も恥ずかしくないのだが、スタッフさんは驚いた表情。
そしてニコっと微笑んで、「オススメのポテトがあります」と切り出した。
その名は「ローデッド・フライドポテト(Loaded Fry)」。このポテト調理法にすると、より美味しくポテトが楽しめるのだという。
聞いたことがないけど、なにごとも体験。私は素直に「ではそれで」とオーダーした。
ちなみにその後のゴー(羽鳥)の調べでは、「ローデッド・フライドポテト」は2017年ごろに米国で流行していた食べ方らしい。
やがてやってきたポテトは……
それはそれは、ポテトというか「ポテトを使った料理」だった。
そして、文句なしでウマイ。良い香りもするし、なによりも食欲を増進させる味つけ。なんなら今年イチのポテトかも知れないってほど。
その後、私は「ヘイ、シェフ」をして、「どうしたらこんなに美味しいポテトが作れるのですか」と聞いてみた。
するとシェフはこう教えてくれた。
「まず玉ねぎとピーマンを10分炒め、肉片を加えて、さらに10分炒め、その後ポテトを加えて、一緒に炒めます。以上です」
このポテト調理法にすると、他のレストランのポテトとはまったく違う味になり、まさに店名でもある「モメンタムディッシュ 〜他では味わえない味〜」になるとのこと。
ちなみに、この「ローデッド・フライドポテト」を食べたのは昼だったけど、とても「重いものを食べた感」があるほど満腹になり、私は夜ごはんを抜いたほど。
また、もちろん食後、体調を壊すこともなく、最大級の満足感と共に、ルンルン気分でその日を過ごせたのであった。
ただひとつだけ、この「ローデッド・フライドポテト」には問題点がある。それは少しばかり高価であるということ。
1皿300ケニアシリング(約365円)。安い店の3倍はする。
でも、私はもう一度、この店の「ローデッド・フライドポテト」を食べたい。
それはまさに「他では味わえない味」だったから。
それではクワヘリ! 今年1年ありがとう。来年もポテトを食べまくるゾ! 日本の皆様、良いお年を〜!
参考リンク:外食.biz「第2回 米国で流行している「Loaded Fry(ローデッド・フライ)」をメニューに取り入れる」
執筆:チャオス(カンバ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.