最近、性能が大きく向上している英会話アプリを試してみた

そんな時に、「スピークバディを試してみて、弊社に取材に来ませんか?」と、同社広報の方から、連絡をもらった。そして、1カ月分のクーポンを提供していただいたので、試してみた。

その後、1カ月経ってもお互いに忙しくて取材は実現しなかった。でも、筆者はもう少し試してみたかったので、1年間のプランで2万3800円(1カ月プラン3300円、6カ月プラン1万7800円(¥2,967/月)だが、この1年プランが一番割安で(¥1,983/月))。つまり、2万3800円払っても1年チャレンジしてみるか! と思うぐらいの良さは感じたわけだ(そして、さらに今は2年目に入って、妻も始めたので、もう7万円以上払ってることになる)。

アプリのカリキュラムは1日20〜30分ぐらいで、ストーリーに沿って登場するキャラクターと会話するのが基本構造。キャラクターは合成音声で話し、こちらの発話は音声認識で判断される。この音声認識がけっこう良くできてきて、「あ、僕の発音が悪かったから通じなかったんだ」とか、「僕の発音は、英語圏の人にはこう聞き取られるのか」と思えるレベル。

これが、人間相手だったら「聞き取ってくれよ」とか、「他の人なら通じるかも」と思ってしまうが、音声認識のレベルが一定だから「あ、自分の発音が悪かったのか」と素直に思える。

登場するキャラクターのイラストは、日本の萌えマンガっぽい感じでもなく、さりとてバタくさい濃いキャラでもなく、ニュートラルなベクターデータで描いた感じのイラスト。

1カ月もやってくると、オリビアという同僚がけっこうドジっ子だったり、ジョンが個人主義だけどけっこう有能で仕事を助けてくれたり、デブラという白髪の女性の上司が貫録があったり、ベンという人材会社のビジネスマンが有能だったりと、いろんなことが分かってきて、日々会話する人たちに愛着が湧いてくる。


左がアダム。シドニー出身。中央がスティーブン(笑)コンピューターに詳しくて、 HELLO WORLDと書いたTシャツを着ている。右がデブラ。上司だったり、友だちのお母さんの役だったりで登場する。

そうそう、スティーブンっていう名前の同僚が、会社のIT機材担当なんだけど、どうみてもウォズニアックそっくりで、HELLO WORLDと書いたTシャツを着てて、Google Glassをかけてて(これはそろそろVision Proに換えて欲しいなw)。

あと、ザックがけっこういいかげんで、約束の時間に遅れてくるとか。でもサーフィンが好きでいいヤツなのだ。

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『単語学習』『リスニング』『会話』『英作文』『応用練習』を毎日

話が逸れた。

毎日のセッションは、『単語学習』『リスニング』『会話』『英作文』『応用練習』で1セット。

まず、いくつか単語の意味を4択で回答して覚えて『単語学習』。

次にキャラクター達との会話を『リスニング』して、設問に答える。

さらに、その会話を、自分の分担のところを言う『会話』。

そして、同じ会話のうち、一番重要なキーセンテンスのところが虫食いになっていて、自分で答える『英作文』。

最後に、そのキーセンテンスを使った『応用練習』。

この1セットで、ひとつのキーセンテンスを身に着ける構造になっている。このセッションは、すでに800以上作られており、これで日常的に使われる英会話の多くをカバーできるようになっている。

加えて、毎日、前回のセッションの『復習』も行われる。また、弱点である単語を強化してくれる『単語発音練習』、イントネーションを中心に発音を練習する『コピーキャット』、これまで学習したキーフレーズを突発的に練習させてくれる『キーフレーズ道場』などの授業が、時々追加される。これらのカリキュラムは、これまでのセッションの結果に基づいてAI(アルゴリズム)が組み立ててくれるらしい。

さらに2023年9月末からは、『バディチャット』というAI英会話もできるようになっている。