12月31日、さいたまスーパーアリーナで開催されている「RIZIN DECADE」の第2部『RIZIN.49』の第13試合はRIZINフライ級タイトルマッチが行なわれ、王者の堀口恭司が挑戦者のエンカジムーロ・ズールー(南アフリカ)を判定で下し、初防衛に成功した。
10回目のRIZIN大晦日で「史上最強のMade in JAPAN」がベルトを守った。1回はに一進一退の攻防となったが、堀口は2ラウンド開始早々にタックルでテイクダウンを奪うと好ポジションをキープしながらパンチを振り下ろした。ラスト1分でスタンディングになると、ズールーの左パンチで王者の足元がグラつく危ない場面もあったが、すぐに立て直してテイクダウンを奪い時間を有効的に使った。
迎えた最終ラウンドは再びテイクダウンでポジションをキープしながら、上からパウンドを落として終了。終始、主導権を握った堀口が王座を防衛した。
グラウンド戦で圧倒した堀口は試合後にマイクを持つと、「大晦日にしょっぱい試合をしてしまって、すいません」とファンに詫びた。「本当はKOとか、一本で勝って上を目指していきたかったけど、しょっぱかったんでもっと精進してきます」とメッセージを送った。
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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