【NOAH】意地の徹底肉弾戦、征矢が北宮返り討ちでナショナルV4

『ABEMA presents NOAH “THE NEW YEAR” 2025』日本武道館(2025年1月1日)
GHCナショナル選手権試合 ○征矢学vsマサ北宮×

 小細工無用の徹底肉弾戦となったGHCナショナル王座戦は、王者・征矢が北宮をねじ伏せて4度目の防衛に成功した。

 かつて現状打破を目指して共闘戦線も張った両雄が、新春武道館を舞台に真っ向激突。前哨戦では徹底的に同技でやり合い、リングを降りてもガムの個数、ちゃんこ対決で火花。超シンプルに小細工無用な”意地の張り合い”を繰り広げてきた。

 のっけから激しい肉弾戦に。エルボーにはエルボー、ショルダータックルにはショルダータックルと意地むき出しの攻防が続いた。両者の気持ちは燃え盛るばかりで、北宮が掟破りの逆情熱DDTを決めれば、征矢も負けじと掟破りの逆サイトースープレックスでぶん投げる。

 一進一退の攻防から、征矢は弾道を振り抜き、情熱DDTの構えに。しかし、北宮はニークラッシャーで切り返すと、パイルドライバーから監獄固めで絞めに絞めた。しかし、大ピンチをしのいだ征矢はサイトースープレックス狙いをしのぐと、情熱DDTの構え。再びニークラッシャーで切り返されたものの、しつこく組みつきDDTにつなげると、頭突きから今度こそ情熱DDTで突き刺して3カウントを奪った。

 真っ向勝負で盟友を破って、征矢が4度目の防衛に成功。試合後、北宮と座礼を交わした征矢は「これからも俺たちは組んでも戦ってもNOAHを盛り上げていく」と熱く誓ってみせた。さらに、欠場中の稲葉大樹の名前を上げて、「俺たち3人は同じ志を持った仲だ。必ず形にしてみせる」と宣言すると、2025年到来を祝うかのように「情熱!」と何度も絶叫してみせた。

【征矢の話】「GHCナショナルのベルト、新年一発目、防衛することができた。かれこれ、おととしからともに同じ高みを目指そうと一緒に同じ志を持って北宮とやってきた。今欠場中の稲葉もそうだ。3人で盛り上げていこうと。まだまだかもしれないけど、これからも俺たちが組んでも戦っても、このNOAHを盛り上げていくぞ。今以上に! 必ず2025年…そろそろ稲葉も帰ってくるんだろう? いつまで休んでんだ? あいつは。北宮、俺、そして稲葉。3人で同じ志誓い合った仲だ。必ず形にしてみせる。とにかく1・1、ベルトを防衛できたこと、そして2025年いいスタートを切れる。これに越したことはない。以上だ。おっしゃあ!……ちょっと待て。忘れてた。大事な新年一発目の情熱を皆様にお届けいたします。いいですかあ!? 情熱! 情熱! 情熱うううううう!! 2025年、情熱ううううう!! ありがとう!」

【北宮の話】「空気を読まずに挑戦を表明して、空気を読まずに食らいついて、征矢学から獲りにいったが、今日、元日・日本武道館。ここでナショナルを獲れない俺が一番空気読めてないよな。力の差に悲しくなってくるよ。まだまだ空気読まずに上目指していくよ! 征矢、お前にあって俺にないもの探して、またお前に挑戦する。それまでベルト持っとけ、このヤロー! あと稲葉見てるか!? こっからだよ。征矢も俺も稲葉、お前もまだまだこっからだ。とことん空気読まずに突き進んでやるよ。以上!」