「痛々しいほど使われていない」出場すれば躍動するのに…遠藤航はなぜ極端に出番が少ないのか。現地メディアも同情。プレミアの他クラブは引き抜きを画策「非の打ちどころのないスターの獲得を検討」

 リバプールの遠藤航は加入1年目の昨シーズン、不動のアンカーとして活躍した。

 ただ、ユルゲン・クロップが退任し、アルネ・スロット新監督を迎えた今季は序列が低下。プレミアリーグとチャンピオンズリーグではスタメンが一度もない。

 それでも、勝ち試合の終盤に投入されるクローザーとして奮闘。スタメン出場したカラバオカップの3試合でも好パフォーマンスを見せ、準々決勝では主戦場ではないCBでサプライズ起用され、マン・オブ・ザ・マッチに輝いてもいる。

 出場すれば躍動するのに、なぜ極端に出番が少ないのか。現地メディア『TEAMTALK』は「非の打ちどころのないリバプールのスターはアルネ・スロット監督のサッカーに不向きで、疎外されている」「今シーズンは痛々しいほど使われていない」と指摘している。

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 同メディアは、昨季の活躍について、「エンドウはマージーサイドですぐに人気者となり、中盤での粘り強いプレーと疲れを知らない働きぶりで好評を博した」と綴ったうえで、「しかし、新監督のアルネ・スロットは、エンドウのような徹底した破壊的な選手ではなく、より技術志向で創造性のあるMFを好む」と見解を示している。

「そのため、エンドウは今シーズンのプレミアリーグで一度も先発出場しておらず、大半は後半のカメオ出場となっている。リーグカップ準々決勝のサウサンプトン戦では、本来のポジションではなく、臨時のCBとして起用されたこともあった」

 記事は、「この不運なMF」の獲得に同じプレミアリーグのフルアムが獲得に動いていることに言及。「エンドウは明らかにスロットと相性が悪いとみなされているため、フルアムからの高額なオファーは、関係を断つようリバプールを誘惑するかもしれない」と続けている。

 他クラブからも評価されている遠藤の去就が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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