今季、韓国プロ野球（KBO）のNCダイノスで活躍し、フリーエージェント（FA）のカイル・ハートにMLBの複数球団が興味を示していると、現地12月31日に米メディアが報じた。

　32歳のハートは24年シーズンで26試合に登板し、157回を投げて防御率2.69、13勝３敗。182奪三振とWHIP1.03は、ともにリーグ首位に立つ好成績をマークし、韓国球界でメジャーリーグのサイ・ヤング賞に相当するチェ・ドンウォン賞を受賞する大活躍だった。だがNCダイノスとは再契約を交わすことなく、今オフにFAとなった。

　そんな左腕の去就について、MLB移籍専門サイト『MLB Trade Rumors』は新たな情報をキャッチしている。「韓国球界のNCダイノスで驚異的な１年を過ごした後、米球界への復帰を目指すハートに、少なくとも18もの球団が興味を示している」と伝えた。具体的にはヒューストン・アストロズ、ミルウォーキー・ブルワーズ、ボルティモア・オリオールズ、ミネソタ・ツインズ、ニューヨーク・ヤンキースらが、左腕に関心を抱いているようだ。

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 　同専門サイトは、そのなかでも左腕投手が手薄なツインズとヤンキースが強い興味を注いでいるとし、「これらの球団にとって、ハートは特に魅力的な存在になるかもしれない」と報じた。
　
　KBOで復活を遂げたハートは2020年にメジャーデビュー。ボストン・レッドソックスで４試合に登板し、11回を投げて防御率15.55。０勝１敗、13奪三振、WHIP3.09と結果を残せず、活躍の場をアジアに移した。再び左腕がメジャー復帰を果たすのか、今後の動きに注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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