治療法は?
クリニックで1泊の精密検査を受け、その結果に応じた治療法がすすめられる。代表的な治療法は3種類。
① 空気圧で気道を広げる呼吸器を装着して眠る
無呼吸が中等症以上の場合、睡眠時にシーパップを装着する治療が行われる。シーパップとは、鼻に装着したマスクから一定圧の空気を送りこみ、気道を広げて呼吸を補助する機械。
② 自分専用のマウスピースを装着して就寝する
無呼吸が軽症~中等症の場合、歯科医で自分に合ったマウスピースを作り、装着して就寝する。マウスピースの効果は、下顎が前に出て気道がある程度広がり、呼吸しやすくなること。
③ 生活習慣を改善して様子を見る
睡眠時の無呼吸が軽度の場合、生活習慣を改善する指導が行われる。具体的には、肥満の解消、煙草・飲酒を適量にするなど。寝姿勢は気道がふさがりにくい横向き寝が推奨される。
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1. 睡眠時の呼吸の乱れを計測する機能が新搭載!
アップル
アップルウォッチ シリーズ10
¥59,800~
問い合わせ:アップル WEB: https://www.apple.com/jp/apple-watch-series-10/
シリーズ中最も薄く、軽量になった人気スマートウォッチの新作。新たに睡眠時無呼吸をチェックする機能を搭載。腕につけて寝るだけで、睡眠中の呼吸の乱れをセンサーが計測する。アプリがデータから呼吸の乱れが高いか低いかを判定してくれるので、睡眠時無呼吸の疑いが強いかどうかがわかり、◎。省電力モードで最大36時間使用可。
2. いびきや寝姿勢など睡眠を総合的に計測する
ブレインスリープ
ブレインスリープ コイン
¥8,800
問い合わせ:ブレインスリープ WEB:https://brain-sleep.com
デバイスを腰に装着してアプリと連携することで、睡眠状態を高精度に分析。睡眠の深さ、寝姿勢、いびき・環境音、寝床内温度(ふとんの中の温度)がわかる。また、どの寝姿勢のときに深い睡眠がとれているか、どの寝姿勢のときにいびきをかきやすいかなどもわかり、睡眠時無呼吸症候群の発見に役立つ。睡眠改善に繋がるアドバイスももらえる。
取材・文/金山 靖 撮影/米玉利朋子(G.P.FLAG) イラスト/ヤマサキミノリ