【NOAH】KENTAがNOAH電撃乱入で拳王救出! 旗揚げ25周年“助っ人要請"承諾「自分の意思で来た」

『NEW YEAR REBOOT』新宿FACE(2025年1月2日)
○拳王&清宮海斗vsOZAWA&ダガ×

 NOAH継続参戦をほのめかしていたKENTAが“アフター武道館”となったNOAH新宿大会に電撃乱入。拳王を救出し、NOAH25周年イヤーの“助っ人要請”を承諾した。

 前夜の元日武道館大会では拳王と約11年ぶりに一騎打ち。色あせぬ猛打戦の末に拳王の雪辱を阻んでねじ伏せた。

 あわせて拳王は「旗揚げ25周年イヤーの2025年。俺が勝ったら1年間NOAHに参戦しろ」と要求していたが、それも霧散。敗れても必死に「NOAHに上がってくれ」と懇願したが、KENTAは求められた握手には応じず、拳王は失意に暮れた。

 それでもバックステージでは「俺が勝ったらNOAHに参戦しちゃいけないのか? すでに準備はできてる」とも発言。NOAHに継続参戦するのかしないのか、その“真意”は判然としない状況となっていた。

 だが、その“意思”は意外な形で明らかとなる。アフター武道館となったこの日の新宿大会。1・11後楽園大会で新GHC王者OZAWAとの一騎打ちが決まった拳王は、清宮と組んでOZAWA&ダガ組と対決。1・11後楽園大会での一騎打ちが決まったGHCヘビー新王者のOZAWAと激しくやり合ったが、中盤過ぎにはその場飛びシューティングスターなどOZAWAの猛攻を浴びて窮地となった。

 最後は相手方のダガを一瞬の丸め込みで破って勝利こそ収めたものの、怒りのOZAWAがすかさず拳王を暴行。T2000X新メンバーの大和田も加わって袋叩きにした。

 その時だった。颯爽とひとりの男がリングイン。KENTAだった。場内が騒然とするなか、T2000Xの面々に立ちふさがって拳王を救出。場内は大KENTAコールに包まれた。

 マイクを握ったKENTAは「拳王、来ちゃった」と切り出して場内を笑顔に染めると、「でもな、お前に言われたから来たんじゃねえぞ。自分の意思でこのリングに来たんだよ。もう一回言うぞ、俺はいつでも準備できてるよ」と自身の意思を明確にした。

 想い人の思わぬ登場に拳王も「KENTA! ありがとう…。もちろん俺も分かってるよ。俺が来いと言ってくるような男ではないことを。お前の意思でここNOAHのリングにやってきたこと。お前もまだ、NOAHの遺伝子がめちゃくちゃ残ってるみたいだな!」としみじみ感謝した。

 ところが言葉を続けた拳王は「旗揚げ25周年イヤー」を「旗揚げにじゅうごじゅうねんイヤー」と噛みまくり、KENTAが「今、大事なとこだぞ!」とすかさずツッコみまくって再び場内も笑顔に染まったものの、最終的には「今年はNOAH25周年イヤーだ、テメーに力を借りたい時、いつでもこのNOAHのリングに上がってくれ! よろしく!」と拳王が握手を求め、KENTAもがっちりと握り返した。

 かくして“助っ人要請”が成立し、KENTAの25周年イヤー継続参戦が決定的に。ほくほく顔の拳王は「今年のNOAH、めちゃくちゃ楽しくなっていくって分かるだろ? 新宿のクソヤローども、今年めちゃくちゃ楽しくなっていくプロレスリング・ノア、拳王、そしてKENTA…俺たちに…ついてこいっ!」と締めくくった。

 そしてKENTAのNOAH時代テーマ曲が改めて流され、前夜の日本武道館大会では“途中寸断”となっていた観衆へのTシャツプレゼント・タイムも改めて実現。“NOAHが似合う男”が次に古巣・方舟マットに現れるのはいつか。そう遠くはなさそうだ。