“25年のブレイクスター”エンジェルス担当記者が選出したのは…「スランプにもかかわらず、彼は自分の能力に自信を失うことはなかった」エ軍メディア記者も期待

 2024年シーズンに球団ワーストの99敗と散々な成績だったロサンゼルス・エンジェルス。新年を迎え、専門メディア『Halo Hangout』のエバン・ロバーツ記者は「皆さんの25年が幸せな年でありますように。球団史上最悪の24年を耐え抜いたファンにとって、気分のいいことでしょう。新年を迎えるファンの皆さんの健康と楽しい時間を心から願っています。ホルヘ・ソレアの本塁打と、菊池雄星の奪三振を楽しみにしましょう」と、ファンに向かって新年のあいさつを記した。

 本題は、『MLB.com』の各チーム担当記者が「25年のブレイクスター」をピックアップした記事で、エンジェルスを担当するレット・ボリンジャー記者がローガン・オホッピー捕手を選出したことだ。

 ロバーツ記者も「今年こそ輝くシーズンだ。まもなく25歳になる期待の捕手は、できる限りの準備をしている。トラビス・ダーノーが加わったことで出場試合数が減るかもしれないが、自信の有効性と効率性は飛躍的に向上するはずだ。フルシーズンを戦える力を証明したし、運動能力も抜群。打撃でも活躍し、捕手として投手陣を大いに助けるだろう」と期待した。

【画像】史上初の快挙多数! 厳選写真で振り返る「大谷翔平2023年の軌跡」
  米誌『Sports Illustrated』でエンジェルスを担当するマレン・アンガス=クームズ記者も、同じくボリンジャー記者の記事を引用。「23歳のオホッピーは24年に初めてフルシーズンを戦った。8月に打率.079(76打数6安打)とスランプに陥ったが、9月には盛り返して、打率.266、出塁率.338、長打率.453、本塁打3本、打点6を記録し、好調なシーズンを終えた」と記し、「スランプにもかかわらず、彼は自分の能力に自信を失うことはなかった。シーズンが終わる前に自分自身を見つけだすことができたのだ」と評価した。

 さらに当時のオホッピーのコメントを掲載。「あのタフな期間に考えていたのは、何であれ、まだやれるんじゃないかということだった。自分はもう弱気にはならない、これを繰り返さないぞ、と思うんだ。そして自分らしい感覚を取り戻した。長いキャリアを築くためにも、これから存分に働くつもりだ」と本人の意気込みを振り返っている。

 2月9日に25歳になる将来のスター候補は、24年シーズンの終盤に調子を取り戻した。エンジェルスのフランチャイズプレーヤーになる可能性を秘めているオホッピーの25年には注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

【記事】大谷翔平が年賀状公開、郵便番号はまさかの“秋田県”! 「なんかうれしい」「もしかして専用?」

【記事】“2024年最も残念なチーム”と酷評されたヤンキース、「バカバカしい1年」と海外メディア辛辣…「ドジャースとオオタニに敗れた」

【記事】「優位性はなくなった」大谷翔平のドジャース、佐々木朗希との契約が困難に? 「ジャイアンツ、カブスは切り札を持っている」