【全日本】MUSASHIが王者ピンで世界ジュニア挑戦表明 土井受諾「俺からのご祝儀や」

『ニューイヤーウォーズ2025』後楽園ホール(2025年1月3日)
○MUSASHI&青柳亮生&ライジングHAYATO&田村男児&長尾一大心vs吉岡世起&佐藤光留&宮本裕向&立花誠吾&“ミスター斉藤”土井成樹×

 MUSASHIが王者・土井にピンフォール勝ちを収め、世界ジュニア挑戦を表明。土井も受諾し、両者によるタイトルマッチが決定的となった。

 MUSASHIは前日の後楽園大会で選手会副会長に就任。今年はさらなる躍進が期待される。この日は第1試合のジュニア10人タッグマッチに登場。終盤、むーちゃんせーちゃんの相棒・吉岡の介入を受けたMUSASHIは光留のジャンピングハイキック、土井のスイングネックブリーカードロップ、サマーソルトドロップの波状攻撃を浴びたが、最後は一進一退の丸め込み合戦を制して土井から3カウントを奪った。

 MUSASHIが世界ジュニア王者・土井を撃破。試合後、「チャンピオンから直接3つ獲っちゃったよ。これ、何が言いたいかわかるでしょ? その世界ジュニアのベルトに挑戦表明するから受けてくれよ。去年も挑戦表明したけど、その時は『所属じゃない人間とはやらねえ』とかああだこうだ言ってたけど、ご存知の通り、俺は今所属だし、それとちゃんと聞いといてよ。俺ね、全日本プロレスの選手会副会長だ」とジュニアの至宝ベルト挑戦の名乗りを上げた。

 当初は土井も「お前の挑戦なんか受けるわけねえだろ。おかしいだろ。副会長になったぐらいで挑戦できるんか? 副会長ってそんなにすごいんか?」と拒んでいたものの、「でもな、俺も欠場してた身や。あんま偉そうなこと言われへん。入団2年目で副会長、まあまあすごいやんけ」と前言撤回。「タイトルマッチ、世界ジュニア挑戦、俺からのご祝儀や。挑戦させたる」と受諾した。2025年最初の世界ジュニア戦は土井とMUSASHIの間で争われる公算大となった。

【試合後のMUSASHI、吉岡】

▼吉岡「選手会副会長様が…」

▼MUSASHI「(吉岡は)秘書だからね」

▼吉岡「3カウント獲って、ベルト挑戦」

▼MUSASHI「ちょっと待って。その前にいろいろ言いたいことがある。俺の顔面蹴ったし、俺がなんかロープに走ったなんか見えないところで背中ボーンってやったよね」

▼吉岡「ちょっと頭打って…」

▼MUSASHI「いやいや、やったんだよ。あとで映像見てみて。全日本プロレスTV見て。しっかり映ってるから、あなたの悪行が」

▼吉岡「でも、今日敵同士だから。味方にいてくれないと。だって、むーちゃん勝った時に、俺間違えてガッツポーズしちゃった。俺ガッツポーズしてて、裕向さんに違うよって言われたもん」

▼MUSASHI「でも、それはやっぱ俺が勝って嬉しかったからでしょ?」

▼吉岡「そう」

▼MUSASHI「じゃあ、もう俺のことを殴った結果は帳消しだ。それは喜びを分かち合ってくれたならまあいいや。せーちゃんの話はこれぐらいにしといて、チャンピオンから3つ獲ったんだから、今年はMUSASHIいくよ。初っぱなからいくよ。世界ジュニアのベルト、全日本プロレスに俺が取り戻すよ。MUSASHIに期待しといてください」

【亮生の話】「明けましておめでとうございます。いやあ、全日本プロレスジュニア盛り上がってますね。楽しいですね。でも、リング上だけじゃダメなんです。これをどう広げていくか。青柳亮生は考えて、全日本プロレスジュニアが一番面白いと言われるように、今年2025年をかけて見せていきますので、楽しみにしといてください」

【長尾の話】「今日のタッグマッチ、僕が勝ったわけじゃないかもしれない。でも、今日の勝利を素直に喜びたいと思います。ありがとうございました」

【土井の話】「ようやくチャレンジャーが現れたな。長いこと待たせたな。まあ、俺が欠場してたっていうのもあるけど、前も言うたけど、ちょっと俺の防衛ロード計画が狂ったんや。だから、もう一周。MUSASHI、あいつ所属選手になったんやろ。もう一周して二ケタ防衛いったろうやんけ。でもな、リング上で副会長になったご祝儀で挑戦させたるって言ったけど、与えたご祝儀は挑戦権だけや。こいつ(ベルトを叩くと)はやらんからな」

【立花の話】「お前、なんだあれ。チームじゃないのか? “ミスター斉藤”土井成樹、佐藤光留、宮本裕向、吉岡世起、全員バカだった。本物のバカだった。バカの時代とかじゃなくて、本物のバカ。俺がせっかくよ、昨日ユニット入ってやるとか言ってやったのに、誰も勧誘してこないで、むしろ邪魔者みてえな扱い方しやがって、コノヤロー。後悔するぞ? お前。ブチ切れだよ」