白石まるみ(C)週刊実話Web
昨年11月、一人娘で女優・タレントの守永真彩が結婚式を挙げた白石まるみ。出世作『スチュワーデス物語』(TBS系)に出演してから早くも41年を迎えるが、自身の女優業としては第2次マツケンブームの集大成とも言える舞台『暴れん坊将軍』で重要な役どころを演じている。
【関連】「社会の窓が開きっぱなし」“エリート”レースクイーン・霧島聖子がドジっ子エピソードを赤裸々告白! ほか
仕事・私生活の充実ぶりに加え、芸能人初の個性心理學講師として400人を超える教え子のために全国を飛び回っているともいう。
62歳でこんなにもパワフルな秘密とは?
――真彩さんは7月に入籍され、先頃披露宴が行われたわけですが、大変な盛り上がりだったそうですね?
白石「そうなんです。松崎しげるさんが『愛のメモリー』を熱唱されて、元テレビ東京のアナウンサーで娘の親友・鷲見玲奈さんが乾杯の音頭を、お色直しでは娘が『ハナミズキ』を歌って登場したんです。でも、皆さんの席を回る頃にはマイクを下ろしてしまったのに歌が流れ続けていて…『あれ? 口パクだったの!?』みたいな空気になったところで、実は私が親族席で歌っていた、というオチを演出したんですね。きっとウケるだろうなと思ったのが、まさかの会場中が大号泣! 松崎さんは動画を撮りながら『最高だよ』と連呼されてました。思惑とは違いましたが、とても盛り上がった結婚式でした」
――その真彩さんはグラビアアイドルとしても活動されて、母娘でセミヌードグラビアの共演を果たされた。あれは衝撃的でした。
白石「出版社の方に『2人でどうですか?』と言われたときに、間髪入れずにこう聞いたんです。『親子でグラビアをやった芸能人っているんですか?』て。そしたら、姉妹はいるけど母娘はいませんと言われて、じゃあやりますと答えていました。何事も『初めて』ってモチベーションが上がるし、自分が楽しくいられるじゃないですか」
「手ブラは私の発案なんです」
白石まるみ(C)週刊実話Web
――白石さんは撮影当時52歳、娘さんとは28歳差。色々と大変だったのでは?
白石「そんなことはないですよ。グラビアは娘の方が専門ですから、谷間の寄せ方とかを教わりながらキャーキャー楽しませていただきました」
――結果、手ブラまでやられてますよね?
白石「あれは私の発案なんです。母娘で手ブラってよくない?と思いついちゃったんですよね。昔、スキー宅急便のCMで『スキーは手ぶらで』っていうのに出演してたんですけど、そこにかかってて面白いかなと。当時は手ブラなんて言葉はなかったと思いますけど、時代を超えてシンクロしましたね(笑)」
――白石さんは明るくて100%ポジティブという印象ですが、どうしてそういう思考になれるんでしょう?
白石「昔から明るいことは明るいんですけど、歌手としてドンと売れたわけじゃなく、役者としてもドンというのがなくて、細く長く芸能界にいた身としては、『このまま辞めたら働き口はあるんだろうか?』と不安になったんですね。で、40代のある日、アルバイトの検索に自分の年齢を入力して調べてみたんです。そしたら、皿洗いの仕事でも35歳までって出てきて大ショック。今と昔は違うとは思いますが、そのとき、手に職を付けなくちゃと思い資格を取るようになったんです。やるなら芸能人が誰も持ってない資格にしようと、インド式エステの国際認定資格だったり、バドミントン指導員、個性心理學の講師もしています。それが先ほどの「芸能人初」の母娘グラビアにつながるんです」
――そういえば、手ブラの翌年には『キングオブコント』にも母娘で出場してましたね。
白石「はい。残念ながら1回戦落ちでしたが、2分間で人を笑わせる大変さを知ることができて勉強になりました」
白石の女優デビューはTBS系のドラマ『ムー一族』。主演の郷ひろみの恋人役オーディションで4万人の中から2位に選ばれ、居酒屋の女将の妹役に抜擢される。
同番組に出演していた伴淳三郎に気に入られ、その後多くのコメディー番組で経験を積むことになる。
【新春美女インタビュー2】へ続く
「週刊実話」1月9・16日号より
白石まるみ(しらいし・まるみ)
1962年11月27日生まれ。今年は朗読公演『だめんずうぉ〜か〜2024』(11月)に出演、10年間続いた舞台『昭和歌謡コメディ』(江藤博利座長)にも出演した。著書『Animalogy〜人間の取扱説明書〜』は牧野出版より発売。公式ウェブサイト http://shiraishi03.web.fc2.com/