【DDT】ノアレギュラー参戦決定の遠藤が高鹿に完勝 「ノアでトップを獲って帰ってきます」

『新春☆ドラマチックパレード2025〜答え合わせは一年後〜』後楽園ホール(2024年12月22日)
○遠藤哲哉vs高鹿佑也×

 NOAHへのレギュラー参戦が決まった遠藤が高鹿佑也に完勝。「DDTのトップを獲るために、NOAHのリングでトップを獲って帰ってきます」と誓った。

 遠藤は昨年12・28両国大会でバーニング解散を宣言。NOAH1・2新宿大会に参戦し、継続参戦とGHCナショナル王座挑戦を表明した。両団体間で協議の結果、この日の後楽園大会、1・5板橋大会を最後にDDT無期限欠場、NOAHへのレギュラー参戦が決定。NOAH1・11後楽園大会でナショナル王者・征矢学への挑戦も決まった。

 この日はデビュー間もない頃から手塩にかけて育ててきた後輩で、元バーニングの盟友・高鹿とのケジメマッチに臨んだ。グラウンドでのレスリングの攻防で幕を開けると、場外戦で高鹿が鉄柱を利しての腕攻めを展開。バーニングの元メンバーで引退した岡田佑介さんの得意技インターセプトで攻め立てた。

 その後も高鹿は変型フィッシャーマンズバスター、ムーサルト・プレスの猛攻からアームロックで捕らえたが、ギブアップを奪うには至らず。旋回式ト―チャーラックボムで逆転した遠藤がバーニングスタープレスを発射。あえてフォールにいかず、秋山準ばりのエクスプロイダーをさく裂させて3カウントを奪った。

 遠藤がバーニング区切りの一戦に勝利。試合後、「高鹿! 年末にバーニング解散して俺たちは別々の道に進むけど、お前なら大丈夫だ。最後気合で立ち上がってきた。その気持ちがあれば、お前は一人でやっていける。お前の足で一人でリングに立つんだ。バーニングがなくなっても、やってきた3年間がなくなったわけじゃないから。ちゃんとここ(心)にあるんだよ」と高鹿にエール。「2025年、俺はNOAHのマットで戦います。一つ言っておきたいけど、俺はDDTを離れるけど、DDTの所属を外れるとか、NOAHの所属になるとか、そういうことじゃなく、DDTのトップを獲るためにNOAHのリングでトップを獲って帰ってきます」と強調しつつ誓った。

【遠藤の話】「高鹿と試合するのは3回目かな。あいつ、やってることは変わってない。腕攻めで。僕らの仕事は技に気持ちをのせるのが大事。年末にTo-yとバチバチやり合った経験が生かされてる。NOAHにレギュラー参戦させていただきます。DDTで再びKO-D無差別級を巻くために、人生をかけて再チャレンジ。DDTを欠場して穴を空けるんで、退路を断って。まずは1月11日、征矢選手の持つGHCナショナル王座を獲って。GHCという名の付くベルトを総ナメしてDDTに戻ってきます」

【高鹿の話】「今の俺じゃ、まだまだ届かない。遠藤さんがNOAHに行っていなくなっちゃう。この一人になる期間、ここからがすごく試されていると思うんで。ここで何も変われなかったら本当にダメ。また遠藤さんの前に堂々と立てるような強いプロレスラーになってないといけない。遠藤さん以上に大きくなって、次こそ勝ちたいと思います。DGCもあるし、もっと上に行けるよう頑張ります」