『新春☆ドラマチックパレード2025〜答え合わせは一年後〜』後楽園ホール(2024年12月22日)
○KONOSUKE TAKESHITA&秋山準vs納谷幸男&飯野雄貴×

　AEWインターナショナル王者としてDDTに凱旋したTAKESHITAが飯野に圧巻勝利。「今日のこの気持ち忘れんな。でけぇヤツは小さいヤツの100倍練習しろ。100倍努力しろ」とゲキを飛ばした。

　アメリカAEWでインターナショナル王者に君臨するTAKESHITAが2025年オープニング興行となった後楽園大会でDDT凱旋。かつてしのぎを削った秋山と組んで飯野&納谷と対戦した。

　飯野とはかつてALL OUTで共闘した間柄。序盤、飯野がショルダータックル合戦で競り勝ってみせたものの、TAKESHITAは強烈無比なエルボーで飯野を吹っ飛ばした。飯野がチョップ、納谷がエルボーを交互に打ち込んだが、TAKESHITAは仁王立ち。エルボーで二人を次々になぎ倒す。飯野もラリアットを相打ちに持ち込み、バックフリップ、バーニング・エルボーで攻め立てたが、TAKESHITAは2カウントでキックアウト。ワガママをぶち込んだ。

　ならばと納谷がTAKESHITAにチョークスラムを決め、秋山にエクスプロイダーで投げられても、ニーリフトを見舞って応戦。そして終盤、TAKESHITAと飯野の一騎打ち状態に。TAKESHITAがブルーサンダー、雪崩式ブレーンバスター、ダイビングセントーンの猛攻に出た。飯野もスピアーを連発して食らいついたが、3発目のスピアーはTAKESHITAがキャッチ。レイジングファイヤーを爆発させて3カウントを奪った。

　完勝したTAKESHITAは試合後、「明日勝てば、東京ドーム2連戦。そんなの関係ねぇだろ。DDTのでけぇヤツらも、なんとか自分の名を残そうと必死にやってんだ。納谷、飯野、毎試合、今日のこの気持ち忘れんな。でけぇヤツは小さいヤツの100倍練習しろ。100倍努力しろ。弱点になるのも武器になるのもお前ら次第」と飯野と納谷にゲキ。NOAHへのレギュラー参戦が決まったかつてのライバル・遠藤哲哉に向けても「人生かけて勝負するらしいな。俺も人生をかけて、人生を変えた一人だ。オメェのここからの這い上がり、楽しみにしてるよ」とエールを送った。

【飯野の話】「昔のALL OUTで見たときの竹下幸之介ではなく、世界のKONOSUKE TAKESHITAだった。世界でデカいヤツとやってもまれて人は強くなる。今日はそう感じた。俺も前回、石井智宏とやって強くなったと思ったけど、AEWのトップ戦線でやってるTAKESHITAは前とは全く違った。デカい奴とやるのは素晴らしいよ。もっと鍛え直してやるよ。もっともっとバーニングしてやる!」

【納谷の話】「悔しいよ。今年は俺の年にするって誓ったんだよ。こんなんじゃ終わらないぞ。飯野、(4月の)DDT米国大会でTAKESHITAにやり返しに行くぞ!」