死んだ仲間が所持している物はプレイヤーに戻される
死んだ仲間を預ける場合、着用している武具は外さずに預けることができ、所持している物はプレイヤーに戻される。生き返らせるお金が工面できたり、ザオラルやザオリクなどの蘇生呪文を覚えたら引き取りに来る流れだ。
ここからは妄想による駄文ではあるが……。
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リアル社会の「高齢化社会と貧困と絶望」を表現している!?
死んだ仲間をルイーダに預けられる……。ゲームシステムとして融通がきくようになり「便利になった」といえる。が、実はこのシステム、いま、これから起ころうとしている「高齢化社会と貧困と絶望」を表現しているともいえなくもない(ゲームクリエイターにその意図はなかったとしても)。
「亡くなっても引き取り手がいない」「お金がない」「仲間や親類がいても面倒な存在となって見捨てられる」など、あまりにも無慈悲な、可能性としてありえる問題だ。
DQ3では、ルイーダが親切なおかげで、死んだ仲間を引き取ってくれるが、このリアルな世界にはルイーダの酒場はないし、ザオリクもなければ世界樹の葉もない。もちろん「しんりゅう」もいない。
親族や頼れる人がいない高齢者だらけの日本になった場合、問題解決できそうなお金もないのであれば、あとは絶望だけが残る。