ヤバすぎる流経大柏のゴールラッシュで思い出した”伝説の9-0”。当事者は「もちろん覚えています」【選手権】

[高校選手権・準々決勝]流経大柏(千葉)8−0上田西(長野)/1月4日/フクダ電子アリーナ

 優勝候補の流経大柏がその実力を遺憾なく発揮して、上田西を8-0と衝撃スコアで撃破。立ち上がりから圧力全開のサッカーでゴールラッシュを披露した“ヤバすぎる流経大柏”の試合を見て思い出したのが、伝説の試合である。

 そのゲームとは、1983年度大会の準々決勝、清水東と浦和市立(現・市立浦和)の一戦だ。

 「清水東三羽烏」と評された3年生トリオ、長谷川健太、大榎克己、堀池巧に加え、当時スーパー1年生だった武田修宏も擁して優勝候補筆頭だった清水東は立ち上がりから一気に攻め込み、ゴールを量産。文字通り一方的な展開で、浦和市立に9-0と圧勝している。

 かつてFC東京を率いた長谷川監督に当時「選手権で浦和市立を9-0で下した試合を覚えていますか?」と聞いたことがあって、返ってきた答は「もちろん覚えていますよ」だった。当事者にも強く記憶に残るゲームだったのだろう。

【動画】流経大柏が8ゴールを奪うゴールラッシュ! 上田西戦のダイジェスト
 しかし、その清水東も準決勝で四日市中央を3-1で下すものの、決勝では帝京に0-1と敗戦(決勝点は前田治)。大会連覇を逃している。

 準々決勝で圧倒的な強さを見せつけた流経大柏はこの勢いのまま全国制覇を成し遂げられるか。東海大相模との準決勝は1月11日に開催される。

文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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