●韓国の激辛カルチャーを背負って立つ一杯
次のチャレンジャーは、インドとくればこちら、ということで激辛大国として知られる韓国をテーマにした商品の登場。おなじみの「辛ラーメン」よりも上をいくはずの「大辛」のネーミングと、いかにも辛そうなパッケージ写真に期待が高まる。
栗木商店「韓国風 大辛ラーメン」
インスタントラーメンには珍しく乾燥具材入りで、刻まれた唐辛子の姿もチラホラ。出来上がりのスープは、それほど辛そうには見えないが、その辺りにも隠された実力を感じる。
奥深いスパイスの香りが食欲を刺激する
ではスープからズズズイと飲んでみると、「ほうほう、なかなかの辛さですね」。頭から汗が噴き出るほどではないが、しっかりと舌は辛味を実感。では麺をツルツルっといただくと、「うんうん、まあこれくらいは辛いでしょうね」。と、余裕の佇まいをみせた瞬間、乾燥具材の唐辛子を齧ったのだろう、ブワッとした熱が口に広がる。「オー! イェス!」。
スープは一般的な醤油ラーメンよりも赤みが強い
もちもちの中太麺で食べ応えも十分
奥行きがありつつガツンとした辛みゲット。その後は、深みを感じる複雑なスパイス感と時々やってくる唐辛子の刺激によるダブルパンチ。旨味もしっかり感じる上、唐辛子のインパクトもあって、こりゃ大辛のネーミングに偽りなし。
総評
ひと口目の刺激度 ★★★☆☆
じんわりくる辛さ ★★★★☆
スパイスの複雑さ ★★★★★
旨みとのバランス ★★★★☆
合計 16点
さすがスパイス大国・韓国がテーマの商品だけあって、なかなかの奮闘。バランスよくポイントを獲得し、ここまでの防衛戦4戦では最高得点をゲット。しかしまだまだ手が届かない激辛王の高い壁。牙城を崩すためには、さらにパンチの効いた辛さが必要だ。
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●激辛王には届かず
今回はインド&韓国という、国を超えた戦いとなったが、激辛王には届かず。なまはげ 激辛醤油らーめん、圧倒的な強さだ。ちなみに、こちらの勝負はラーメンの美味しさやクオリティーとは一切関係がなく、あくまでも辛さを比べているものなので、理解してほしい。(エフェクト・山葉のぶゆき)