残念ながら勝利につながる一発とはならなかった。だが、待望のイングランドでの初ゴールは、田中碧の評価を高めたに違いない。

　田中が所属するリーズは１月４日、チャンピオンシップ（イングランド２部）の第26節でハルと対戦。敵地で３－３と引き分けた。先発フル出場した田中は、１点ビハインドで迎えた後半立ち上がりに同点弾をマーク。ペナルティーエリア外から右足でゴラッソを決めている。

　英衛星放送『Sky Sports』は、「今シーズンのベストゴールか？」との見出しで田中の見事な得点を紹介。また、地元メディアも日本代表MFのパフォーマンスを称賛した。

『MOT Leeds News』は採点記事で８点をつけ、ベストプレーヤーに選出。「最も必要だったときに試合をしっかりとつかみ、ペナルティエリアの外から美しい同点弾をあげた」とたたえている。

「プレミアリーグへの移籍が報じられるのも本当に驚きではない」
【動画】田中碧の豪快なスーパーミドル弾
　また、『Leeds Live』も７点評価。「ジョー・ロスウェル同様、中盤で安定。絶妙な同点ゴールを決めた」と賛辞を寄せている。6.5点をつけた『Leeds United News』も、「前半は出たり入ったりという試合だった。だが、ボールを持ったときはリーズ最高の攻撃プレーのいくつかに貢献」と伝えた。

「そして後半、スタイリッシュなリーズ最初のゴールをあげた」

　一方、『Yorkshire Evening Post』は６点という採点。「中盤でリーズに望むような支配をさせることができず、ハルに許した」と指摘した。そのうえで、ポジティブな点もあげている。

「見事なシュートを決め、ピッチをうまく使ってチャレンジやつなぎのプレーをした」

　２位バーンリーに１ポイント差と迫られたものの、首位の座に立つリーズ。チームとプレミアリーグ昇格を目指す田中が、初ゴールでさらに勢いに乗れることを願うばかりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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